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2004/01/11

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映画「イン アメリカ」を見た。
アイルランドからアメリカ(ニューヨーク)に移住した一家4人の物語。
一家は一年前に幼い男の子を亡くし、心の傷が癒えない毎日を送っている。そして貧困から抜け出せないでいた。
一家が同じアパートに住む黒人画家マテオに出会うことから、それぞれの心の動きが始まる。不治の病(恐らくエイズだと思うが)に苦しむマテオのすべてを悟ったような対応が家族にとって大きな意味を成してくる。
印象的な場面は、長女(まだ10歳にもならない年齢なのではないだろうか)が、父親に「この1年、家族を支えてきたのは自分だ」と強く言うところ。
子供でも状況を理解して、たくましく生きられるのだと教えられる。大人のほうが悲しみから立ち直ることが困難なのかもしれない。それは決して子供が無邪気で何もかもすぐに忘れてしまうということではない。彼女は赤い8ミリカメラをいつも携えている。どんなものよりも家族の映像が宝物であるのだと思わせる。
最後にアパートのベランダから摩天楼の上に輝く満月を見て叫ぶシーンは良い。
次女が「さようならマテオ、フランキー(死んだ兄)をよろしく」と言うのだ。

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