« non title | トップページ | non title »

2004/07/15

かわいい子には旅をさせるな

鷺沢萠 著
大和書房

同世代の作家が書いたものには共感できる部分が多い。こんなことではいけないのかもしれないが、私は世代が下の作家のものを読むのは抵抗がある。著者は私より若干年下であるが、同世代。生きてきた時代が一緒ということは、それだけで受け入れられるのだが、それに加えて私は彼女の考え方がとても好きだ。
自ら命を絶った直前に書いたと思われるエッセイが最後にある。
その中で、心の移り様について書いている。ココロの角質化について。
人はいつまでも同じ気持ちでいられるわけじゃない。そのときどき感じることというのは、そのときでないともう二度と感じないのだ。
そのときの気持ちを思い出すことはあっても、決して同じ気持ちにはなれない。そういうことを言っている。
そのことを思うと「切ない」と。
サギサワという人は、自分のことがよくわかっていた人だと思う。えらいなぁと思う。

« non title | トップページ | non title »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« non title | トップページ | non title »

twitter

  • twitter
無料ブログはココログ