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2004/08/07

萌野

大岡昇平 著
講談社

1972年、著者がNYで暮らす息子夫婦を訪問した際の記録。夫婦にはまもなく子供が生まれるところで、タイトルの萌野(もや)はのちに孫の名前となる。このとき著者は60歳を過ぎていたのに、NYでは毎晩オペラや芝居を見に行ったり、美術館へ通ったりしている。滞在先はヒルトンホテルということもあり、私がはじめてNYへ行ったときのホテルと同じことにも親しみを覚える。息子を心配する父親の心境が伝わってくる。息子はNYの建設会社で設計の仕事に就いており、そこそこ安定した収入を得ているが、父親としては日本に帰ってきてほしいのだ。息子は60年代からアメリカへ渡っている。そのころの日本人のアメリカでの暮らしぶりを知ることができて興味深い。自分と同世代の72年生まれの萌野という人物がその後、どのような人生を歩んだか・・・想像を膨らませてしまう。

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