« non title | トップページ | non title »

2004/12/19

The Terminal

映画「ターミナル」を見に行った。しかも朝一番の回に。さらに、チケットを前日に購入する入念さ。しかし、8割の入りだった。

辞書で引くと、"terminal"とは「終点(始点)」「終着(始発)」とある。この映画の良さは、その点に着目していることだと思う。様々な人々が交差する空港のターミナルが人生の終着点と始発点の象徴として取り上げられている。と言いたいのだが、その部分はちょっと弱かった感じだ。
私も人並みには利用する空港。そこにはちょとした世界がある。

作品のキーワードは"wait"と"promise"である。そしてもうひとつ個人的に"wit"を加えたい。

トム・ハンクス演じるビクターは、「ある約束を守るために」架空の国からニューヨークへとやてくる。その約束が何なのか、ずっと気になっていた。ニューヨークでいったい何を?そしてそれは私の期待を裏切らないものであり、ビクターのバックグラウンドをほとんど明かさないストーリーにおいて、唯一観客に教えてくれる温かいモチーフとなっている。この約束をどうとるか、そこに恐らく観客の価値観の違いが現れると思う。

規則にがんじがらめになっている現代社会において、時に機転をきかせ「いま何をすることが正しいのか」を判断し、実行できるかできないかは、その人の人間性を大きく分ける。

ビクターが祖国で何をしている人なのか、最後まで知ることはなかった。約束を果たして彼は祖国へと帰る。映画を見終えると、ビクターもターミナルを通過した一人の善良な人間というだけでいいと思える。

« non title | トップページ | non title »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« non title | トップページ | non title »

twitter

  • twitter
無料ブログはココログ