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2005/05/05

non title

おととい、映画 Shall We Dance? を見た。
オリジナルの邦画については、見たことがなく知らないので、比べようがないのだが、アメリカ版のほう、お決まりの筋立てではあったが、そこに安堵感も覚えたし、社交ダンスの楽しさが伝わってきたいい映画だったと思う。

まず、リチャード・ギアがダンスを始めるきっかけがいい。この映画のなかで私が一番気に入ったところ。それは、リチャード・ギアが通勤電車から見える建物の窓辺に自分と同じ心情を映し出したような表情の女性(ジェニファー・ロペス)を何度か見て、心惹かれ、ついに彼女のいるダンス教室に無意識のうちに向かうというところ。そして一歩そこに足を踏み入れると、思いもよらなかった新しい出来事が展開されるのである。その行為は、職場と家庭の往復の日々から、それまで彼の日々に存在しなかった場面へのswitchとも言える。

この場面であることを思い出した。
それは、いつだったかニューヨークに行ったときに、夜景を見るためのオプショナルツアーに参加したときのこと。女性のガイドさんの話である。「私はこの街をガイドしているときに見える建物の窓を見るのが好きです。どんな人がそこで生活をしていて、どんな人生があるのか、想像してみるの。」ニューヨークの、特に柔らかいライティングがほどこされた夜の窓辺を眺めるのは確かに私たちの想像力を刺激する。それらの小さい空間には、そこに暮らす人たち、そこに出入りする人たちの人生が存在するからだ。

Shall We Dance?の舞台はシカゴ。都会を行き来する人々の目に映るものはおおよそ建物の窓くらいしかないのかもしれない。しかし、何気なく見ているそれらの風景の中に、もし何かが見出せたなら、幸せだけど平凡で単調な毎日から抜け出せるかもしれない。もしかしたら、私たちは必死に目で追いながら何かを見つけようとしているのかな。そんなことを考えさせられた映画。




セロニアス・モンクのアルバムを購入。
聴いていると落ち着く感じだ。かなり気に入って、今夜もう何回目だろう?繰り返し聴いている。

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