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2005/09/24

日本語って

一週間ほど前の新聞で知り、俳人、黛まどかのトークショーに行って来た。俳句にはまったく興味はないのだが、以前見たテレビ番組で、韓国の田舎を旅する黛まどかの人間性に惹かれ、実際に話を聴いてみたかったので。テーマは「残したい日本語」で、想像していたとおり俳句の季語をあげての話。

その中で印象に残ったことは二つある。一つは、「移ろう様のすべてを愛でる日本人の美意識の素晴らしさ」だ。それを月になぞらえて彼女は語った。中秋の名月を愛でる習慣は中国から来たわけだが、中国では満月のみを鑑賞するのに対し、日本では「待宵(十四夜)」「十六夜(イザヨイ)」「立待月(十七夜)」など様々な月の呼び名がありそれぞれの状況を味わうという違いがあるということ。

二つ目は、「言葉を知っているということで風景が見えてくる」ということ。雨にもいろんな呼び名がある。「わたくし雨」「遣らずの雨」「花の雨」「若葉雨」「寒の雨」などなど。また風もしかり。それら季節、色、匂いなどを想像させる日本語は、もしそれを知っていたならば、見えている景色に深みを与え、心も豊かになると話していた。

確かに日本語は豊かだな、と思うことがある。それは自分が表現したい文章を英語で言うとどうなるのだろう、と和英辞典を引くとそっけない言葉だったりするときにそう思う。以前、大学の英語の先生に「お疲れさまでした」って英語で何と言うのか尋ねてみたところ、それにうまくフィットする英語はないけど、あえて言うなら"Thank you for your good job."じゃないか、とのことだった。

そういう日本語の豊かさに普段気づかずに過ごしていることは、ちょっともったいないと思う。やはり、知識は人生を豊かにするもんなんだなぁ。

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コメント

雑学等々、知識は必要ですネ。 確かに、人生が豊かになる! ちなみに、私の領域にも、色々な呼び名がありまヨ。 荒波、逆波、細波、小波、余波、秋波、白波、高波、縦波、津波、土用波、風波 。 細波が好きです。 荒波・余波・白波は危険です!

seaさんの専門分野ですね!海にまつわることばも豊富なんですね。私も専門の領域と言えるもの、見つけたいです。

専門領域など見つけなくても十分だと思いますヨ。 ご自身の日記に、自由な感性で、これだけ書かれているのですから!

褒められてうれしいです!
最近あまり書かなくなりつつあることを反省しつつ。

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