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2005/11/13

美術講座

館林美術館の美術講座を受講した。20世紀ドイツ表現主義。これまで、絵画というとイタリアやフランスそれにアメリカの現代アートばかりに目が行ってしまっており、ドイツというと美術というより職人の技的な印象しかなかったのだが、こうやって講義を受けてみると、発見が多い。

冒頭の話で印象的だったのは、(これはドイツについて、というわけではなくヨーロッパ絵画についての話だが)20世紀ヨーロッパ絵画というと、モダニズムや抽象を中心に語られることに終始するが、実はピカソにしても、他の画家にしても、対象物を具現的に描いた時代があったりと、ひとつの概念として捉えられない、という話。

それから、ドイツ美術について。「醜い」「汚い」にも価値を置いているのが特徴であること、さらに面白かったのは、描いている対象すべてを丹念にフォーカスしていることにより、全体的には大変ぎこちなさをそなえている作品が多いということだ。そして、決定的に面白かったのは、「拷問」をテーマにした絵に至っては、恐ろしいことを扱った作品なのに、登場人物はどこかこっけいで、彼らの置かれた場面が恐ろしいということに「気づいていない」ところが怖い感じのする作品となっているという解説に、なるほどと思った。

ドイツ人は、ロマンティストで、熱狂的で大げさで、論理的に物事を表現する民族だそうである。そして、手の届かないものへのあこがれが強く、とうてい手にできないことを心のどこかで納得しつつ、それでもあこがれを表現しようとするのだという。

今日、スライドで見せてもらったドイツ絵画は、残念ながら好きなタイプの作品ではなかった。おぞましく、落ち着かない作品が多くて。でも、まあ、少し理解はできたように思う。

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コメント

これまで出会ったドイツ人には確かにロマンチストは多かったが、論理的過ぎるのに閉口した。しかも一度決めたら変更ができない、規則どおりで頑固と言うのがドイツ人への私の印象。しかし、ドイツ人に言わせると日本人は何を考えているのか分からないとか。
館林美術館の講座か、また受けてみたいが今は余りにも遠くなりすぎて、Megumiの記事が唯一の頼りだ。サンキュー・ソー・マッチ

先日の講座でも、ドイツ人はソーセージのことで1時間でも論理的に話し続けるのだという体験談を講師の方が話していました。国民性というのは面白いですね。よく、ドイツ人と日本人は似ていると言われていますが、私は日本人はちっとも論理的ではないような気がします。勤勉な面では似ているかもしれないけれど。でも、最近は日本人には勤勉さも薄くなってきているのではないかとも思います。勤勉がいいわけでもないし。

美術館での講座は面白いです。
いつか参加してみたいのが、メトロポリタン美術館などで、実際に絵画を見ながらの美術館ツアー。何度も行ってるのに、そういうのに参加したことがないんです。

俺は、ドイツ人とは仕事をしたくない! 絶対に嫌だ!!

自分の都合を優先し、人の話は聞かない、絶対に嫌だ!!

「日本におけるドイツ年2005/2006」 相当 ウザイ!!

ビジネスチャンスだろうが、嫌なものは、絶対に嫌だ!! 

ドイツ人に知人がいないし、仕事でからんだこともないので、なんとも言えないですが、ひとつだけ経験から述べると、フランクフルトの国際空港で乗り換えしようとしたところ、迷ってしまったとき、空港の係員の対応は少々冷たかったのです。これが唯一のドイツ人との接点であります。でも、きっとそんな人ばかりではないはず。

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