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2005/12/24

Paris 1

初日に日本人だけを対象にした半日市内観光を入れてしまったせいか、初めてのパリがなんとなくしらけて見えてしまう。私にはこのスタイルは合わないように感じる。初めて行く場所なのに、ガイドさんが、余計なアドバイスをするものだから、特別な感動もないままにその半日が過ぎた。

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メトロ(丸みがかった天井が好き)

午後1時すぎに開放されて、さて次はどこに行ってみようかと考え、やはりルーブル美術館には行くべきだと判断してメトロで向かう。ルーブルはもともと宮殿だったが、フランス革命後1793年に美術館としてオープンしたとのことだ。建物はコの字になっていて、中央の広場にはあの有名なガラスのピラミッドがある。そこが一般の入場口となっている。このときは並ばずに入れたが、2回目のときはものすごい長蛇の列でとても待てない私は、3日間有効のパスを持っていたこともあり、ガイドブックの隅っこに書いてあったポルト・デ・リオンというすごく端にあるちょっとした秘密の(?)入り口から難なく入場した。なんと、ここでは入場券をチェックすることさえなかった。(たまたまだったのかな?)

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ルーブル美術館のピラミッド

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夜のルーブル

初めてのルーブルの感想。
あまりにも作品が多すぎて、そして広くて、目が回りそうになり・・・
まずは、恐らく、初めての人は誰でもそうするであろう行動、つまり有名な作品を探すことにする。最初に向かったのは、ご多分にもれず「モナ・リザ」である。モナ・リザの部屋は、多くの人がそこに向かっていくせいか、案外すぐに見つかった。そしてそこは想像以上に人で溢れて鑑賞どころではない。カメラのフラッシュが絶えず、正面から見ることは最初から諦めて、前のほうの少し右よりから見た。確かにそれはあの有名な絵で、想像以上に小さかった。けれど、やはり惹きつけられる何かを感じたことは確かである。

ニューヨークの美術館では、絵画の前で記念撮影、という光景はあまり見かけないのだが、ここルーブルでは、鑑賞するというより、作品の前で記念撮影することが、観光客には最も優先されることのようで、これも興ざめであった。作品をゆっくり眺める雰囲気ではなかった。

ルーブルの中で一番印象に残っているのは、ドラクロワの作品である。すごく大きいものだから、驚きも大きかった。そんなわけで、後日、サンジェルマン・デ・プレにあるドラクロワ記念館にも足を伸ばすことになる。

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後日訪れたドラクロワ記念館(左の建物はアトリエ)

閉館近くまでルーブル館内で過ごし、ガラスのピラミッド下にあるカフェで友人に絵葉書を書きながら休んだあと、その足で、その日は夜10時近くまで開館していたオルセー美術館に向かうことにする。今回の旅行の一番の目的はオルセーであった。

ルーブルの広場で、50代くらいのフランス人に声をかけられたことを思い出した。英語で。日本人ですか?というので、そうだというと、その人は日本に切手の商売で行ったことがあると言っていた。だからか、日本人を親しく思うのだろうが、ここで騙されるようなことがあると大変だと思い(周りにはたくさん人がいたから安心していたけど)、立ち去ろうとすると、これからどこに行くのか?と言うので、オルセー美術館だと言うと、もうそこにすぐ見えているけど、道順を教えてくれた。

それから、ロワイヤル橋を徒歩で渡り、左岸にあるオルセーに向かった。
ちょうど日が沈む時間で、橋を渡りながらゆっくりとセーヌ川を眺めた。パリで何が一番好き?と聞かれたら、私は迷わず「セーヌ川」と答えるだろう。それほど魅了された。夏の夕刻の涼しい風が、一日歩きまわった旅行者に優しかったからだろうか。でも、そのあと何度か渡ったセーヌの流れは、どの時間帯も美しかったと思う。橋の上から、右岸、左岸の川岸を歩きながら、それにノートルダム寺院のあるシテ島から、そしてセーヌ川を運行するバトービュスから・・・あらゆる角度からセーヌを眺めた。

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ロワイヤル橋から見たセーヌとオルセー

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セーヌ・オルセー・エッフェル搭

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夕暮れのセーヌ

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セーヌを走るバトービュス

オルセーについては、つづく。

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コメント

パリですかぁ。いいなぁ。行ってみたいなぁ。
セーヌ川の写真もキレイですね。
旅行をしていると、すぐに忘れてしまうような風景もあるけれど、何故か忘れられない、目を閉じるといつでもその場所に戻れるような、それほど心に残る場所もありますよね。
あぁ、megumiさんの文章を読んでいて、また行きたい場所が増えてしまいました~。

あおち さま

コメントありがとうございます。

パリはヨーロッパのなかでは、ずっと行きたいと思っていた場所のひとつでした。一人旅だったので、無口なぶん、その場その場の風景が脳裏に焼きついています。あおちさんも、きっとパリを気に入ると思いますよ。

私は空港がとても好きなのですが、シャルル・ド・ゴール空港はとても独創的な面白い造りでした。降り立ったのは古いほうのターミナルでしたが、古いのに近未来的な設計で、ユニークです。

海外旅行いいですね~。
なかなかそういう機会に恵まれていない私としては、羨ましく思います。
今回、パリに行ったようですが美しい写真が魅力的ですね。やはり美術の町ですから、きっと景観は美しかったことでしょう。
私の周りには何故かお役所仕事を行うまじめな人が全然居なくてクリエイティブな人が多いせいなのか、ドラクロワと読んでふと絵が出てきた。女神の絵だっけ?自由の女神だっけ?良く覚えていないのですが、本で読ませられました。
ロマン派で曲線と躍動感のある絵柄。
明と暗の使い方が綺麗に出ている作品が多かったと思います。
パリ。いいですね!町でゆっくりコーヒータイムでもして見たいです。いつかは・・・・。

そう、確か「民衆を率いる自由の女神」だったでしょうか。よく世界史の教科書でも見かけるあれですね。この絵のすごいところは、実物はすごく大きなものだ、ということです。その巨大さには圧巻です。そして、それまであまりドラクロワに興味なかったのですが、ルーブルで絵を見て感動したので、サン・ジェルマン・デ・プレというところにある画家のアトリエにも足を伸ばした次第です。

megumiさんのそういうアクティブなところは見習わなければですね!
最近の私は色々ありますが家からほとんど出て歩かない生活ですから。身体のためにもアクティブに!気に入ったものには興味を示して生きたいですね。
インターネットは良くも悪くも人間を堕落させる。本を買うのでさえインターネットで済ませてしまう体たらく・・・・。
手始めに何かクリエイティブなものに関りたくなっって、また聞きに行こうかな~。なんて思いました。
最近で聴きに行ったのは坂本龍一。地元に来たので取って見た。良かったですよ~。

気分転換は必須ですよ。
何かに頑張ったら、適当な時期にそのご褒美として旅に出たり、そう、ライブに行ったりね。
そこから何か見えてくるかもしれないし。

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