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2006/06/04

What's eating Gilbert Grape

ラッセ・ハルストレム監督作品(1993)Pibf97019

たまたまテレビをつけたら放映していた。大好きな映画のひとつ。アイオワ州の小さな町で、一家を支える長男(ギルバート:ジョニィ・デップ)の心の揺れを見事に描いた秀作だ。アメリカというと、とかく華やかなイメージばかりが先行するが、そんな場所はあの広大な国においてはほんの一部で、哀愁漂う田舎町は数多く点在している。そんな場所を舞台に、知的障害の弟、夫の自殺後過食症になり巨体と化した母親、そして妹たちへの責任を一身に背負って日々坦々と生きるギルバートをジョニー・デップが好演している。町で笑いものになっている母親を心底思いやるところなど、よく演じている。また、知的障害者という難しい役どころを、これ以上になく天才的に演じているのが、レオナルド・ディカプリオだ。母親がアーニー(ディカプリオ)を“奇跡”というのだが、本当にそのように思える。また、風のように現れ、ギルバートの心をとらえるベッキー(ジュリエット・ルイス)も、野性味溢れていて素敵だ。

ギルバートとベッキーが、別れるシーンで、ギルバートが「何て言ったらいいのか・・・」と言うと、アーニーが “Say"Thank you."” と言うシーンなんか、最高である。アーニーが天使に思えてくる。時として重荷となっているアーニーに救われてしまうのである。人間って、それぞれ役目をもってこの世に生を受けるのではないか、と自然に思えてしまう。

エンディングもとてもいい。

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