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2006/08/06

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広島に原爆が投下された日。朝ニュース番組を何気なく見ていたら、そのなかのある取材に泣けた。かろうじて被害を免れた銀行が、原爆が投下されたわずか2日後に、その建物の1階で営業を再開していたそうだ。被害を受けた他の銀行にも場所を提供して。焼け出された市民はすがる思いで銀行に行く。「確か預金はこれくらいだった」という預金者の言葉を信じて、切迫した状況下で銀行はお金を渡したという。後になって、残された預金台帳を調べてみると、預金者の提示した預金高はほとんど正しかったそうだ。この話は、まさに日本人のアイデンティティーを物語っていると思った。その誠実さが戦後、この国を復興させたのだと思う。必死さ、誠実、勤勉、思いやり・・・日本人にはそれらが深いところに流れている。現代を見てみると、情報化とかゆとり教育とか、いろいろな面で変化しつつあるけれど、ある部分では少し昔に立ち返って、良かった教育、姿勢を見直すことも必要なのではないか。いまの日本を支えているのは、実はすごくすごく目立たないところで目の前にある仕事を必死でがんばっている人々なのかもしれない。日本人が本来もっている心は、世界に誇れるものだと思うのである。

時代というのは不思議。終戦は私が生まれるわずか21年前のことである。

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