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2007/03/21

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200703211412000ダヴィンチの「受胎告知」を東京国立博物館に見に行く。
絵画の技法についての専門知識はないので、そういう意味の感動はあまりないのだが、500年以上も前に描かれたものが、こんなに綺麗に私たちの目の前に在ることに心を動かされる。こんなふうにその時代の画家の表現した作品が、何世紀もの年月を経て人々に賞賛されるということに感動してしまう。

ところで、一緒に行ったメンバーのうちの一人に「好きな絵は何か」と聞いてみたところ、ゴッホの「夜のカフェテラス」との答えが返ってきた。絵を観る人にこういう質問をすることで、返ってくる答えに私はものすごく関心があることに気づいた。それが誰のどんな絵であっても、即座に答えられる好きな「絵」がその人にあることに感動してしまうのだと思う。

私だったら何だろう? オキーフの“Summer days”と答えるだろうな。この作品はホイットニー美術館所蔵で、(以前も書いたかと思うが)カルバンクライン寄贈である。この美術館に行くとき、その絵の前から立ち去りがたく、背を向けては何度も振り返ってしまう。江國香織があるエッセイでオキーフの作品のことをこんなふうに語っている。「オキーフの絵には、にごりがない。・・・中略・・・そして無論、説明を拒否している。絵に限らずどんな場合も、説明を拒否する唯一の方法は、完成されているということだ。だめだ、と、思う。私が好きになる性質が正確に揃いすぎている。・・・」まったく同感だ。

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