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2007/06/16

non title

昨日からNHK・BSで、3日間に渡ってニューヨークを様々な切り口で紹介する企画をやっている。ちょうど友人が旅行に行くというので、自分のなかでちょっと盛り上がっていたところだ。さきほどは、日本では夕方、NYは明け方のライブ中継でマンハッタンの日の出の風景を見ることができた。ハドソン川を挟んだニュージャージー州のホーボーケンから。アジアの西に沈んだ太陽が向こうの東から昇る様子を体感し、地球の丸みを感じた気がした。

楽しみにしていたのは美術館を紹介するプログラムだが、こちらは一部を除いて多くが再放送であったのがちょっと残念。メトロポリタン美術館は一日ではとても見きれない広さを誇っているが、番組を見ていて気づいたのは、案外自分は今までの旅行でほぼ全部のセクションを踏破していた、ということ。まだまだ見つけられなかったセクションがあると思っていたから。でも、何度でも行きたい。再燃したなぁ。17の各セクションの主任学芸員が薦める各3作品の紹介があって、そのどれもが、実際に足を運んだときに目を引いたものばかり。そのなかに、アングルの水色のドレスをまとった貴婦人の肖像画(正式な作品名は忘れたが)があって、そのドレスのひだの光沢がリアルで、そのように絵画で表現したアングルの技術にみとれた覚えがある。やはりその作品が学芸員のお薦めと知って、とても納得した。肖像画は、ちょっと見方を変えると感慨深い対象となる。まだ写真が普及する前の各時代、主に名声のあった人物やその家族ばかりが作品のモデルとなったことは否めないが、時代を超えてそれら名作が美術館で世界中の人々に鑑賞されていること。当時、彼らの考えはそこまで及ばなかっただろう。額のなかに納められた肖像画は、あたかもその人がそこに生きているかのようで、絵画の力というのはこういうことなんだなぁ、と私は再認識するのである。

このNHKの企画、とてもいいのに、中継のときにアナウンサーと一緒に登場する年配のおじさん(この人が誰なのかは知らないのだが)が連発する冗談が実に耳障りで、この企画の汚点となっているように思うのは私だけだろうか。

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