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2007/06/03

Proof of my life

プルーフ オブ マイ ライフ  2005年 アメリカ映画

オフィシャルサイト http://c.gyao.jp/movie/proofofmylife/

精神不安定な難しい役をグゥイネス・パルトローが見事に演じていたと思う。若いときにある数学の定理を導き、その分野で偉大な学者である父親(アンソニー・ホプキンス)が精神を病み、次女(グゥイネス)が自分の人生を犠牲にして面倒を見てきたが、その父が亡くなる。第一線から姿を消して以来、周囲の人々からは見捨てられたも同然だったが、葬儀には大勢の大学関係者などが参列する。そのことをグゥイネスは腹立たしく感じ、スピーチ台に上り、悪態をついて立ち去るシーンがあるのだが、私にはその彼女の行動がすごく人間臭く思えて逆に好感を覚える。

この役ではグゥイネス演じるキャサリン自身、誰にも知られていないが、父親以上の頭脳をもった数学の天才である。

この映画の要となっているのは、きっちりと証明できる「数学の定理」と、何をもっても目に見える形では証明できない「人間の信頼関係」だ。そこを上手く対比させていると思う。グゥイネスの行動を見ていて、たとえ自分の行動の真理が証明できなくても、自分に正直に居ることはとてもかっこいいことだと思った。結果的には悪い方向へ自分を追いやってしまうのだが、この映画ではそれだけに留まらず、荒んだ自分を再生しようと、殻に閉じこもる寸前で一歩前に踏み出す彼女の勇気まで描きこまれていて、最後はぎこちないながらも爽やかである。

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