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2007/12/17

ライオンと蜘蛛の巣

ライオンと蜘蛛の巣
手嶋龍一 著
幻冬舎

随分前に大学図書館にリクエストしたが、なかなか新規購入リストに入ってこなかったので、あきらめていたところ、入りましたとの連絡を受け、嬉しくて早速借りに走った。
著者は元NHKの海外特派員で、私はこの人の現地からのリポートはなんとなく人間味を感じ好きだった。表情や言葉の端々に何か深いものを持っていることを感じさせたのだ。
本書は特派員時代の出来事を題材にしたエッセイ。読了とともに感じたのは、著者は、思った通りの人だった、ということだ。それから、インテリジェンス(情報)の世界の裏話の要素も多分に愉しめる。手嶋氏が追ってきた米ソの冷戦の終結と、その体制がその後の日本や世界にどう影響しているかなどが、彼が出会った様々な要人のコメントや彼らのその後の姿を通して、手嶋氏の優しい思考のフィルターにかけられて伝わってくる。思えば、ここ20年は激動の時代だ。最中には固く閉ざされていた第一線の人達の口がいま徐々に開かれ、一般の私たちに、そういうことだったのか、と唸らせるのだろう。今後もこの著者の書に注目したい。

(出張途中の電車にて。初めて携帯からアップ。うまくいくかな。)

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