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2008/05/14

Coyote No.26

Coyote No.26 April 2008

特集 柴田元幸 文学を軽やかに遊ぶ

連休中の旅行に携えていた一冊。アメリカ文学者であり翻訳家、小説家の柴田元幸氏に焦点をあてた構成になっていて、自宅の書斎の写真なども掲載されている。

私は書店に並んでいる外国文学のなかに、柴田元幸が翻訳したものがあれば、まずは手にとって見たくなる。以前は訳者などまったく意に介さなかったのだが、最近では誰が翻訳したかでその本の価値が違ってくると思うようになった。村上春樹とか柴田元幸は、翻訳という作業をその域に高めた人なのではないかと思う。翻訳をするためには、ただ外国語が堪能なだけではダメで、日本語の語彙力や表現力、また感情の豊かさがなければ外国の文学そのものの味を日本人に伝えることはできないのだろうと思う。

1975年に氏がイギリスへ行ったときのことを元に書いた掌編などを読むと、ユーモアに溢れ、茶目っ気もあり、独特の世界観もありで、それ自体楽しめる。この人が訳したものなら多分本物だ、と思えるのだ。

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