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2008/05/14

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5月とは思えない肌寒い日が続いている。今夜は空気が澄んでいて、空を見たら月が冴えていた。そういえば、この過ぎた冬は流星を一度も見なかったなぁ、と思う。珍しいことだ。いつも空を見上げていたのに。

Image_2  今夜の月

歩きながらふと、公衆電話のことを考えていた。公衆電話を最後に使ったのっていつだろう。もし、現代から携帯やメールがすべてなくなったとして、どんな状態になるのだろう。それは案外素晴らしいことのように思える。きっと大事な情報だけが浮き彫りになり、交わした約束などに向かって人々は大きくうねり、情報伝達に時間がかかる分、ひとつひとつをかみしめるようになるだろう。ポケットやバッグに入っている携帯電話に常に向けいている神経が解き放たれて、空や山や大地に気づくようになるだろう。

いま、なんとなく世の中はどうかしているような気がする。自分が生まれたこの時代は、いろんなことが急激に進歩したかつてなかったような時代かもしれないが、同時に犠牲になった大切なもの(失った豊かだったもの)もとても多い時代のようにも思える。いまは、少し歩調をゆるめて、ある部分ではむしろ後退するものもあってよいのかもしれない。

学生のとき、東京から毎週、実家に連絡をしていた下宿近くの電話ボックスについて思い出している。何を話すわけでもなく、ただ元気だから、というために雨の日、冬枯れの日、蒸し暑い夏の夕方・・・ その電話ボックスから電話していた自分を思い出している。

Shanghai_056 旅先で見かけたある国の公衆電話

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