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2008/09/21

San Francisco 1

(写真はクリックすると拡大されます)

8月某日

1日目

飛行機はほぼ定刻、午前中にサンフランシスコに着陸した。ターンテーブルから出てくるスーツケースを待つ・・・(長かった)、ほとんど最後の一塊に私のがあったのだった!だから荷物を預けるのは嫌いなんだ。

そして、最初から決めていた通り、無駄なお金を使わないために、公共交通機関BART(電車)で空港から市内へ向かう。改札の係の女性に行き先の駅を伝えたら、まずチケットを買ってね、という顔をして券売機を指差された。確かに、とばかりに私は苦笑いをして、まずはチケットを購入。ところが、ガイドブックに書かれている金額$5.15がパネルに見当たらないではないか。出端を挫かれた気分に浸りながら、一番低い$10のチケットを買ってBARTに乗り込んだ。あとから考えたら、これはプリペイドカードになっているので、損はなかったのだが。タクシーと違って、電車だと地元の人やほかの旅人も乗り合わせているから、最初から土地の雰囲気を感じたり、旅の気分を高揚させることができていい。

そして、席に座った直後に、大柄なおばさんが何やら板挟みにはさまれた用紙と鉛筆を乗客に渡しているのが見えた。何だろう・・・と不思議に思っているうちにこちらにもやってきて、同じように私にも差し出した。どうやらBARTに対する満足度調査(アンケート)だと知り、車窓からの景色を楽しもうとしていたので、邪魔が入ったと思いつつ(なぜならば、そのアンケートは、用紙の裏表びっしり書かれたものすごい数の質問だったから)、つい引き受けてしまう羽目になった。ようやくなんとか記入を終えたころは、あと数分で目的駅に到着するような時間となり、それでも上陸してすぐに誰かの役に立てたという満足感が私をよい気分にさせていたと思う。

Resize0006空港から直結しているBARTの駅

Resize0007 

Powell駅に着いたらすぐに、3日間有効の公共交通機関乗り放題チケット「ミュニ・パスポート」というのをインフォメーションセンターで購入した。つたない英語で「ミュニ・パスポートの3日間のをください」と言ったら、係りの男性はパスポートを差し出しながら「乗る日付のところを削ってから使用してください」と日本語で言った。東洋系とは思っていたが日本人だったのだ。そして、ホテルへは駅から近かったので、歩いて向かった。ダウンタウンにあるホテルへの道は、ニューヨークでも感じる独特の臭い(あまりよい臭いではない)が鼻を衝いた。日差しは強く、思っていたより暑かった。

ホテルに辿り着いたのは午前11時半ごろだったか。たぶん、チェックインはまださせてもらえないのだろうなぁ・・と思いながら、フロントに行った。ところが、すんなりOKで、ユニオン・スクエアに面した部屋を指定された。とにかく疲れていたので、仮眠をとってから出かけようと、目覚まし時計をセットしてすぐにベッドに倒れこんだ。本当は夕方頃に現地に着いて、その日は食事くらいして早めに休み、翌日から行動する、というパターンが好きなのだが、せっかく早い時間についたので、そして今回の日程はとても短いため、有意義に過ごさねば、と目覚ましが鳴ったときは、グズグズせずにすぐに外へ飛び出した。

ホテルに着くと、最初は、「あ~、なんて遠いところに来ちゃったのだろう・・」と、ちょっとホームシックにも襲われるのだが、すぐにそんなことは忘れ、楽しめるところが自分にはあることが最近わかってきた。

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■初日の足取り

Resize0005 ホテルの部屋からの景色

道の右側の建物はメイシーズデパートだった。地下に郵便局が入っていて便利だった。

Resize0014 サークル・ギャラリー

フランク・ロイド・ライト設計の小さなギャラリー。らせん状に上に通路が伸びていて、内装は落ち着いたアイボリーと茶系で統一され、建物自体が芸術品。スタッフの女性がちょっとした説明をしてくれたので、「ニューヨークのグッゲンハイム美術館のようですね」と言うと、「そうでしょ?(あれからインスピレーションを得てどうのこうの・・・)」と笑顔で接してくれた。入場料は無料だったが、出口のところに募金箱が置かれていたので、心ばかりの額だが残してきた。

バナナ・リパブリック(買い物)

Resize0013 チャイナタウン

チャイナタウンは素通り。あまり興味はないので。この写真の奥に見える東洋的な建物は、買ってきたサンフランシスコの写真集の、1932年に同じ場所から撮影されたモノクロ写真にも見ることができる。

Resize0012_3 名物ケーブルカー

乗り心地はいまいちだが、レトロな車両は魅力的。吊革は本当に革のベルトでできていた。よく写真などで見る、立ったままポールにつかまって身を乗り出すステップ乗車というのを体験したいと思うのだが、椅子が空いていると、車掌さんはできるだけ座るよう勧める。サンフランシスコは坂の街。しかも急勾配なのでケーブルカーが生まれた(1873年)のは必然のように思える。その昔は馬が活躍していたそうだが、馬は本当に大変だったろう。車内には通常2人の乗務員がいて、一人は運転手、もう一人はチケット確認&販売係。運転手は大柄な力のある男性でないと務まらない。坂の途中や信号などブレーキをかけるのにはすごい体力が必要に見えた。1回の乗車は$5。ほんの数ブロックでもこの料金だとちょっと高い。観光にはミュニパスポートがお勧めだ。1日券は$11、3日券は$18。

Resize0010 フェリービルディング・マーケットプレイス

ファイナンシャル・ディストリクトにある市場。サンフランシスコ市民の台所と言われている。そういうのに弱い私は早速行ってみることにした。ところが平日だったためか、レストランはあまり開いておらず、寂しい感じがした。喉が渇いたので、オーガニックの食料を扱っているお店で、ビンのリンゴジュースを買った。レジの人にふたを開けてほしいことを頼んだら、「いいですよ、でもこのふたは手で開けられるんですよ、ほら」と、いとも簡単に開けてくれた。てっきり栓抜きじゃないと開かないと思って。ちょっと恥ずかしかったけど、親切なお兄さんだった。ここでは他に、お土産用のワインを何本か買う。

Resize0011 ミュニメトロ

ベイエリアを走るトラム(路面電車)でフィッシャーマンズ・ワーフへ向かう。どこで降りたらよいのか、注意深く観察して、いくつものピアを通過し、賑わいのある停留所で下車。

フィッシャーマンズ・ワーフ(夕食)着。ここは一番の観光名所だから土産物店やシーフードレストラン(やや高い)が軒を連ねている。名物のクラムチャウダーはお代わりしたいほど美味しかったが、ここは一度来ればもういいかな、と思うところ。ただ、夕日が沈む方角にゴールデン・ゲイト・ブリッジが遠くに見えて、とても綺麗な景色を見ることができたのには満足。食事を済ませ、デッキを歩いていたら、動物の鳴き声が聞こえるので(最初、どこかの土産物屋の音響効果かと思いきや)、そちらのほうへ行ってみると、桟橋に横たわったものすごい数のアシカであった。名物とは聞いていたけれど、暗闇にうっすら見える巨体は実際、かなり迫力がある。残念ながら私のカメラでは上手く撮れず・・

Resize0008 なんとペリカンの群れ。近くで見るとかなり迫力あり。

Resize0009 アルカトラズ島

アルカトラズ島はかつて、脱獄不可能と言われた監獄島。アル・カポネも投獄されていたとか。今はフェリーが往復していて観光名所となっている。監獄には興味がないので、ただ眺めるだけにした。

つづく

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