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2008/10/28

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今日は出張で東京をよく歩いたなぁ。何人の人に道を聞いたことか。思い出すと6人ほどか。最初は下町の人形町。人形町って初めて降り立ったのだが、とても趣のある町だった。なぜって「甘酒横丁」などという名前の通りがあるのだから。そして、どの方も親切すぎると思えるほど丁寧に応対してくれる。

海外に行くとやはりいろいろなところで道を尋ねるのだが、意外と断られることもあるが、今日みたいな日は、日本人はとても親切な国民性だとつくづく感じる。

池袋では都電を見かけた。正直、東京で初めてみたように思う。以前、広島では見たし乗ったりもしたけれど、東京にもあるんだと、とても感動して、思わず携帯電話で写真を撮った。これって外国でいう“トラム”?信号を横切ってはいたが、車と同じ道を走っているようではないので、列車みたいな感じもしたが、駅のような大げさな場所からではなく、道のところに停留所があり、ひょいっと乗れるところなど、やっぱり路面電車だ。自分でも驚きなのだが、私は列車(普通の電車)よりもバスよりも路面電車がきっと好きなんだと思う。

Image 南池袋にて。道路を渡る路面電車。

2008/10/27

P.S. I love you

映画 P.S. I love you を見た。

死んだ夫から何通も手紙が届く、というストーリーなのだが、だとしたらもっとシリアスに描いたほうがよかったのではないかと思う。テーマとしては重いのに、あっけらかんとした映画に仕上がっているものだから、見る側は多少戸惑うのだ。

脇役のハリー・コニックJr.がやや影のある役柄で光っていた。彼のジャズCDを持っていてとても気に入っているが、こんなふうに映画にも出ていたりするとは・・

悲しげなアイルランドの自然の景色を見ることができたのはよかった。

T0006061 公式サイト http://www.psiloveyou.jp/

ぜんぜん関係ないことなのだが、夏の旅行で買ったクラシカルな帽子が、この写真のヒラリー・スワンクがかぶっているのと似ていて、やっぱり買ってよかったと思った。冬になったら黒のコートに合わせたいといまはクローゼットに眠っている。

Image 思い出して出して眺めてみた。

2008/10/26

San Francisco 番外編

サンフランシスコの人々

8月某日~某日

ウェスティン・セントフランシス前のパフォーマー ミスターK

宿泊したのはダウンタウンのユニオンスウエアが目の前にあるウェスティン・セントフランシスホテルだった。そこはサックス奏者やギタリストなど、パフォーマンスで小銭を稼ぐ人たちが絶えない界隈だった。だいたいの人は観光客目当てのようだった。

ミスターK(仮称)はそのなかの一人。年齢50歳代? アフリカ系かアジア系でその身なりから、おそらく路上生活者か生活保護を受けているように思えた。ホテルから出るとき、帰ってきたとき、その人を何度も見かけた。小さな箱の台の上に立って、ただひたすらに同じ姿勢を続けるというパフォーマンス。しかも「コインをください」とばかりにその手には缶を差し出すように持って。

初日、2日目とミスターKの前を通りかかっても、なかなか心は動かなかった私。音楽を奏でるとか歌を歌うとか、そういうパフォーマンスには、いいなぁと思えばコインを投げる。でもミスターKの場合はどうだろう。ただ立ってじっと動かず缶を差し出して・・・。そんな芸にお金を出すほど私は余裕があるわけではないぞ、と素通りしていた。

ところが、である。最終日の夜、Kはいつもの場所でいつものスタイルを貫いていた。そして私は思った。これもれっきとしたパフォーマンスかもしれないと。スタイルは人それぞれなのだ。私が観光で遊びほうけている間も、彼はホテル前でひたすらじっと同じ姿勢で立っていた。ユニークな顔つきで。

そんなKを見て、私は思わず財布にあったコインを全て缶に投げ入れた。

人の心を動かす人。サンフランシスコのミスターK。

根負けしたとも言えないではないが、そのときなぜか私はKに敬意さえ覚えていたのである。

今日も寒空のなか、セントフランシス前に陣取ってがんばっているだろうか。どうか風邪をひきませんように。

Resize0038 ウェスティン・セントフランシス

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ここのところ疲れが溜まっているなぁ・・と感じる。疲れすぎていて眠れなかったりすると悪循環だ。オンオフのメリハリをつけないといけない。

ジュンパ・ラヒリの短編集『見知らぬ場所』を購入した。待ちに待ったという感じだ。まず、「年の暮れ“Year's End”」から読んだ。これは昨年末に確かニューヨーカー誌に掲載されていて、めずらしく頑張って原文を読んだものだ。ラヒリの書く世界は『停電の夜に』などで深く味わっていたから、辞書を片手になんとか読みきったものの、今回翻訳を読んでみて、細かいニュアンスなどはいまひとつ理解できていなかったことがわかった。この作家の作風は、自己のルーツが根っことなっていて、私にはどれもとても新鮮に思える。

なんだかリラックスしたくて、レンタルで『フレンズ』を借りてきた。今夜は何も考えずにこれを見よう。

Friends_index ちょっと久しぶり

2008/10/19

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散らかった部屋を片付けた。片付けたというか、出しっぱなしの本や雑誌やガイドブックをそれらが収まるべき場所に戻したり収めたりしただけだが、ちょっとスッキリした。そしてまた年末ごろまでには、本が撒き散らしたように部屋を雑多に覆うのだろう・・・

本棚を整理していたら、買ったまま読みもしていない本がたくさん出てくることに驚いたり、愛着のある本も出てきて久しぶりに手にとってみたりして、なかなか先に進まない。蔵書はとても少ないのだが、こうして本棚を眺めてみると、「ニューヨーク」とか「マンハッタン」という文字がタイトルに含まれる本がかなりの割合を占めていることに改めて気づく。

いまはインターネットが普及して、ニューヨークに関する情報もすぐに引き出せるようになったが、90年代前半ごろまではまだ情報源は書籍が中心だったように思う。書籍のネットでの検索もできなかったから、書店で見かけたNY関連本を手当たりしだい購入していたときがあった。

いままで処分してきた本もあるが、ニューヨーク関係の本はずっと本棚にその座を守っている。

今日もそれらの本を手に取り、新たな発見があったり、忘れてかけていたことを思い出させたり。NY関連の本の中に違うNY関連の本の紹介があったりも。今日は「ニューヨーク読本Ⅱ」の中の片岡義男のエッセイに、NYを撮ったある写真集の存在が紹介されているのを再発見した。以前、どこに書かれていたか思い出せず、ずっと探していたときがあったのだが、こんなふとしたときに見つかるものだ。マンハッタンの10番通りと14番通りだけを撮った写真集だとか。入手したいなぁ。

家に壁一面の本棚があったら、もっとよく整理できるのだが、とりあえずは小さな本棚にできるだけ効率よく本を突っ込んでいる。

2008/10/18

Into The Wild

映画 イントゥ・ザ・ワイルド

http://intothewild.jp/top.html

主人公クリスは大学卒業と同時に放浪の旅に出る。最終目的地はアラスカだ。普通に社会に出ていたら、不自由ない人生を送れたであろうが、その社会と家族に背を向け、身分証明書は捨て、所持金もなく、その身ひとつで。彼がそのようになったのには、両親の不仲が大きく影響している。そして表面的な取り繕いなど、全てが偽善に思え、物質社会から身を遠ざけたいという思いが彼を旅立たせる。

クリスはアラスカで本当の孤独と向き合い、何かを見出そうとする。いつも傍らにはソローやほかの、彼が崇拝する作家の本がある。バイブルのように。

エンディングはとても怖く悲しい。

この映画は、ひとつの結論を導きだすような作品ではなく、クリスの旅に寄り添う形で、見る側にいろいろなことを思わせる。

アメリカという国は広大なだけに街も荒野もあって、旅心をかきたてるところだと改めて思う。

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子供のころ、「がんばれロボコン」というテレビ番組があった。人間社会(家庭)に送りこまれたロボットたちが、それぞれの役割を果たし、一日が終わろうとする夕方にガンツ先生というロボットの先生のところに行って、その日の成績を点数でもらう、というもの。主人公のロボコンはいつも0点ばかり。頑張りが裏目に出てしまい、失敗の毎日なのだ。

さて、自分はどうだろう。一日が終わって点数をもらうとしたら。でも、点数をつけるのは自分なのだ。自分が納得いくように、せめて70点くらい自分にあげられるように頑張るだけかな。

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ある会議にある案件を諮ってもらった。それは広報活動で自分がとってきた案件で、ここ数ヶ月タイミングをうかがっていたものだ。この話がまとまれば、訪問先との良好な信頼関係が生まれ、募集につながると考えている。そして、いざ会議で説明すると、あっさり通るものと思っていたのとは違い、反発に遭う。私は理屈っぽいほうではないので、あの攻撃には少々参った。確かに“敵”が言うことは机上だけで考えるならば最もだとも思う。しかし、現場を知らなさ過ぎるなぁ・・と相手が滑稽に思えた。世の中っていうものは、信頼っていうものからも成り立っているわけなのだ。物事が成就するには時間もかかる。私も甘く考えて理論武装していかなかった落ち度もあるのだが、頭でっかちは・・苦手。来週の会議でも無事通過しますように。

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構内某所で打ち合わせしていたとき、ふと窓の外を見たら、隣の建物の上階の窓から某先生が遠くを眺めていた。随分と長い間だったので、いったい何を見ているのだろう、と気になってあとで聞いてみたら、稲刈りを見ていたんだという。窓の外の景色を見るという行為は、人生でとても大事なことなんじゃないかと思った。どんなに忙しくったって。

その建物はちょっとレンガ造りなものだから、ニューヨークのブラウンストーンの建物にも思えてしまって、なんだか自分、疲れているんじゃないかと我に返る。

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Image

なぜか分からないが、この風景を見たとき「好き」を感じた。それなので写真に。

2008/10/13

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立て続けに映画三昧。

「onceダブリンの街角で」

アイルランドは行きたい国のひとつだ。ダブリンという響きも好き。映画は最初とても退屈だったのだが、後半はなかなか良いと思う。特にスタジオでのレコーディングあたりから。何かが流れ出すときって、さあ行くぞ!と意気込む場合もあるけれど、時として静かに始まり、じわじわと少しずつ良い方向に向かうという場合もあって、この映画の主人公たちの場合は後者だと思った。出逢うべくして出逢う人、そのとき、その瞬間に必要な人を捉えることができたなら、それはとても幸せなことだ。主人公の男性役の俳優にもう少しナイーブな雰囲気があったら、きっともっと好きになれたかもしれない。

onceダブリンの街角で http://www.oncethemovie.jp/

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「私がクマにキレた理由」(THE NANNY DIARIES)

ニューヨークのアッパーイーストの上流社会を垣間見ることができる。コメディーなので気楽に楽しめる一本だ。スカーレット・ヨハンソンは20代前半にして貫禄あり。小柄だが知的で存在感のある女優だと思う。そして低い声がいいと思う。深く何かを考えさせる内容ではないけれど、気分転換にお薦めである。

私がクマにキレた理由 http://www.kuma-kire.com/

2008/10/09

non title

夜の学内を歩いていたら、キンモクセイの甘い香りがしていた。闇の中では匂いというのはいっそう際立つのだなぁ。キンモクセイってこの時期だったのか。最近、やや仕事に追われ気味で余裕がないかもしれない。そういえば、ろくに本も読んでないや。心がすさんでしまいそうで怖い。

今日、学内に献血車が来ていたので、献血をした。400ml。忙しいけれどこういうことになると話は別。

今週は、ラオスから一時帰国しているT氏と会った。何年ぶりだったろうか。5年くらいか?お元気そうで変わりなく、楽しく食事した。ラオスの過酷な任務をずっと想像していたけれど、話をうかがうと意外に楽しんでいる様子だ。まあ、T氏だからだろう。誰でも同じようにはいかないはずだ。あの年齢であの体力と知力。自分もその年になったときに、あのようになれるのだろうかと思い、思わず「ヒーローだ」と告白してしまった。そして、固い握手をして名残惜しく別れる。T氏からメコン川まで散歩に行く、などという話は何度聞いても飽きない。

2008/10/03

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昨日「スティング」のことを書いたが、今日仕事を終えて帰宅し新聞のテレビ版を見ると、「スティング」やっている真っ最中であった。ポール・ニューマンの追悼なのだろう。すぐにテレビをつけた。そして私は、またもやニューマンとレッドフォードのブルーの瞳が美しくて、かっこよくて見とれてしまう。この映画では、二人が求めているのはお金じゃなくて、詐欺師の美学とでも言おうか、だからレッドフォードは最後、分け前をもらわずに去る。色あせない映画だなぁ。

今日は、太田市の運動公園に、大学のホームページに掲載する記事のための取材(というとかっこいいけれど・・)に行った。おおたスポーツ学校が開いているキッズクラブという運動クラブに、うちの学生が協力しているという情報を受けてのことだ。実は夏の間に、密かに決めたことがある。いろんな情報にアンテナを立てて、どんどん発信していこうということを。あまり意味のない内向きの仕事をするより、学生がどんなことにがんばっているかを知って、それを称えるためにも一生懸命広報したいと思う。

Koho0024_2 熱心に子供たちに指導するT先生と指導方法を学ぶ学生たち

今日はT先生中心に子供たちを指導していた。そしてそのあと、学生たちにバトンタッチして、彼らは大学の授業や自らのスポーツ体験で学んだことを、子供たちへの指導につなげている。そして、子供たちの楽しそうなことと言ったら!地域貢献してるなぁ。私は嬉しくて泣きそうになりそうだった。

そして、誰よりもT先生が生き生きとしているところがすごいのである。これまで、T先生は理想として描いている地域のスポーツ振興の話を学内でよくしてくれた。すごく大きな夢のある話。そして、今日のように子供たちに相対している先生の姿を見ると、この人は本気なんだ、と心から思う。理屈や理想だけで実際は行動に移せない場合が多い中で、地道に形にしている。そしてこれは本物だ!と思うのは、先生本人が本当に楽しそうだから。私は心からエールを送っている。相当激しい運動をしているはずの子供たちが、楽しいものだからぜんぜん苦に思っていない様子もよくわかった。高等教育における教育、研究というものは、こんなふうに実践することができるのだと、勉強にもなった。

Koho0028 T先生と学生

2008/10/01

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先日のポール・ニューマンの訃報にちょと気落ちしてしまう。私には、何と言っても映画「スティング」のなかのポール・ニューマンが印象深くて、あの映画は何度見たことか。最初は学生のときに、先輩がいい映画があるからとサークルのみんながその先輩のアパートに集まって見た記憶がある。そのときは落ち着いて見られなく、あまり残らなかったのだが、その後テレビかビデオで見直して、確かに名作だと肯いたのだ。映画の結末はわかっていても、その痛快さゆえに何度見ても面白い。あのような詐欺師の話が、またそのからくりが面白く、かっこよく映画に仕上がっているのは、きっとアメリカという国がよい時代だったからだろうと思う。

ポール・ニューマンの好きなところは、その目だ。やんちゃそうで、鋭そうで、優しそうなブルーの目。高校のときのクラスメイトにポール・ニューマンの大ファンがいて、当時はなんであんなおじさんがいいのかな、って不思議に思っていたのだが、そのだいぶ後になって納得したものだ。

ポール・ニューマンも80を超えていたのだなぁ。どんな人にも死は等しく訪れることは、わかっているつもりでも、やっぱり驚いてしまうし、残念に思ってしまう。

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