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2008/11/08

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この週末は一段と冷え込み、コート姿の人も見かけ、冬が来たなぁ・・と感じた。

そんななか、館林美術館に国吉康雄展を見に行った。

戦前からアメリカに渡り、日本ではなくアメリカを代表する芸術家となった国吉康雄についての知識はほとんどなく、ただ、サブタイトル「アメリカンドリームの光と影」に惹かれて行ったところ、その作風がとても自分好みだったのと、主にニューヨークを拠点に創作活動をしていたことにとても興味を覚えた。(若くして渡米後、たった一度しか日本へ帰国しなかったそうだ)

展示は8章から構成されていた。それぞれの章ごとにタッチが微妙に変化していて、その部分もとても楽しめると思う。(章によっては国吉が撮影した写真や国吉ゆかりの画家の作品も織り交ぜてある) 初期の風景画はアメリカに憧れていた日本人の目をとおして描かれたと思うと興味深いし、その後の子供をモチーフにした作品はなぜかとてもシュール。そしてサーカスの女性がモデルの大きな作品の前からは、しばらく離れることができなかった。晩年はパステルカラーを用いている作品が多く、それらも好きだなぁ、と思える。

この展覧会で知った一番の驚きは、国吉が1929年(昭和4)にニューヨーク近代美術館の「19人の現存アメリカ人による絵画展」のその19人に選ばれ出品されたことだ!展示物のなかにそのときのカタログもあり、感動してしまう。その19人にはなんと、オキーフやホッパーも名を連ねているのだ。また、1948年(昭和23)に現存作家として初めてホイットニー美術館で個展を開いたという事実も驚きだ。NYのホイットニー美術館はアメリカン・アートを中心に展示する美術館。国吉がアメリカという国に、自国のアーティストとして認められたことを証明している。(しかし、本人が希望していたアメリカ市民権は、かなわなかったそうだ)

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たっぷり時間をかけて鑑賞していたら、日もとっぷりと暮れていた。冷たい空気に包まれた広い敷地にある美術館だけが、その周辺は沼があったり森林が多いところだから余計に、ほんのり灯されているように感じられる。

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群馬県立館林美術館(国吉康雄展) http://www.gmat.gsn.ed.jp/ex/ex.html  

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