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2009/03/22

Central Park

2008年某月某日

ニューヨークのミッドタウンからアッパー・イーストの美術館に行ったときに、徒歩だったため近道をするために、セントラル・パークを通り抜けることにした。その日は朝から歩き回ったので、クタクタだったから、公園内のベンチで途中、少し休んだりした。

ふと、ベンチの背もたれのところを見ると、何やらプレートが貼られていた。

Resize0068 (クリックで拡大されます)

以前、テレビか何かの記事で知ったことだったのを思い出す。そう、確かセントラル・パークのベンチは、多くが市民からの寄付で設置されているのだった。そしてこのようなプレートを、寄付したベンチに記念に貼ることができると。こういう考え方って素敵だ。きっと日本にもこういう企画ってあると思う。珍しいことではないかもしれない。でも、こうして実際に目にするとしみじみとしてしまう。私だったら、どんなメッセージを刻むだろう・・なんて真剣に考えてみたり。このことは、どんより曇った日の公園を歩いた日の記憶となる。

しばらくこのベンチに座って前を通りかかる人たちを眺めていたら、父親(30代か)と幼い子供二人が湿った落ち葉の散歩道を歩いてきて、しばらくして、父親は小さい男の子をおんぶすると、「よーいドン」と言って女の子と競争するために走り出した。微笑ましいな、と見ていたら、途中でその父親はバランスを崩し(というのも、子供をおぶっていたから上半身に比重が偏り、走った勢いで上半身がどんどん前に行き、足がついていかず、もつれてしまったのだ!)、父親はもちろんのこと、おぶさっていた男の子も顔から地面に落ちて大変なことになってしまった。一番びっくりしたのは父親で、怪我はなさそうだったが、男の子のショックは相当なものだったのではないだろうか。父親はかなり真剣に走っていた。そんなに全速力で走ったら危ないぞ、と思いながら私は見守っていたのだが。でも、転んでしまったけれど、この父親の子供に対する愛情を見た思いだ。

セントラル・パークにはきっと毎日、こういう思い出がたくさん生まれているに違いない。

Resize0069 冬のセントラル・パーク

このあと、あの転んでしまった父親の切ない気持ちを代弁するかのように、シトシトと冷たい雨が降ってきた。私は急いで公園を抜け、美術館へ向かった。

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