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2009/04/23

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ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-に行く。

平日に行ったにもかかわらず、入館するのに10分待ち。週末だったらきっと“じっくり鑑賞”どころではないのかもしれない。パリのルーブルには過去2回(一度の滞在中2日足を運んだ)行ったことがあり、その展示数の多さに、「モナリザ」と、ドラクロワの数点以外は、誰のなんというタイトルの作品を見たのか、ほとんど記憶にないのだが、きっと今回、多くの作品と東京で再会を果たしたことになる。

少し前にこの展覧会に行ったという友人が、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」が一番印象的だったよ、と言っていたが、私も同じだった。ラ・トゥールの作品は、それ以外の作品と同時代に描かれたにもかかわらず、他と違うものが感じられた。暗がりのなか少年(キリストと後から知った。最初見たときは女の子だと思った)が持つ蝋燭の光が、その空間をどう照らしているのかを天才的な技法で表現していて、見るものを釘付けにしてしまう。一緒に行った母が、ヨセフの目について「あの白い絵の具の“点”があるのとないのとでは、絵の印象がまったく違ってくるよね」と言った。なるほど、そのとおりだと思う。

大工ヨセフ http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict12.html   

実際、私個人としてはその他の作品にはあまり興味を覚えなかった。17世紀ヨーロッパ絵画は興味の対象外なのだろう。不思議なことに、フェルメールの「レースを編む女」にさえ、あまり感動を覚えなかった。フェルメールには少々飽きてきたのかな・・

ただ、17世紀当時の人々の暮らしぶりや、街の様子を描いた作品の前では足が止まった。たとえば「窓辺の酒飲み」とか「家族の陽気な食事」、それに「アムステルダム新市庁舎のあるダム広場」など。また、宗教絵画もあまり興味ないけれど、ルーベンスのそれにはやはり反応してしまう。色が好きなのかもしれない。とてもきれいだから。

特別展のあとは、常設展も見た。

ほとんどの人はルーブルのほうだけで帰ってしまうので、常設展の空間に入ったとたん、人が少なくてほっとした。そして、常設のほうは階上なので、この美術館(国立西洋美術館)を設計したル・コルビュジェのセンスの良さも、味わえる。コルビュジェの作品の中に居ると思うだけで感慨深いものがこみ上げてくる。こじんまりとした居心地の良さがある。

Resize0072 

↑写真を撮ってはいけないような雰囲気だったので、目立たないところから、天窓だけこっそり。

ちょうど、図書館で借りている「芸術新潮」がこの美術館自体を特集していて、それを読んでから行ったので、普段は目に留めないようなところも気づき、面白い。

常設のほうも、なかなか素晴らしいものがある。有名どころもズラリ並んでいて、モネ、マネ、ゴッホ、ゴーギャン、モロー、クールベ、ルノアールなどなど。常設展は、繰り返しまた見てみたい。

この日は、築地でお寿司、上野の展覧会のあとは、「みはし」でクリームあんみつと、満喫。浦和で母の趣味、書道の買い物も付き合い、少しだけだが、親孝行の日となった。

Resize0071_2 上野公園にて(大道芸を見に来ていた猫)

国立西洋美術館 http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

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