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2009/05/26

11th St. in NY

ただ11thストリートを歩いた。

2008年某月某日 (回想録)

ニューヨークに着いて、一夜明け、初日はダウンタウン方面へ行ってみることにした。レキシントン・アヴェニュー沿いに南北に走る地下鉄④⑤⑥(どれかは忘れた)に乗って、まずはユニオン・スクエアまで、そしてグリニッジヴィレッジ方面へ・・・という思いつき。

滞在先から一番近い地下鉄の駅59stから乗ろうと、入口を探し、階段を下りて、まずは自動販売機でメトロカード(バス、地下鉄に数回は乗れる分のカードにした)を購入した。そして、いざ改札を通り抜けようと、カードを機械に滑り込ませたところ、私のタイミングがマズかったのか、機械の調子が良くなかったのか(多分前者なのだろう)、改札は押しても開かず・・・何度かトライしたけれど、一度読み取りされたメトロカードは、時間が経たないと使えないしくみになっているようで、エラーが続発。最初からこれかぁ・・・と、意気消沈しかける。駅員に相談しようにも、その入口は無人で、ただ立ち尽くす私。私の後ろから入ろうとした男女がいて、男性のほうが、気の毒そうな表情で「10分くらいしてからだと、きっと入れますよ」と親切に声をかけてくれた。こういうトラブルは、この街ではよくあることなのだろう。1回分のチケットを買おうとも思ったが、その販売機では確か買えなかったのだ。

10分かぁ・・・

それだけあれば、ひと駅歩けちゃうなぁ、と思い、そのまま地上に上がり、レキシントン・アヴェニューを徒歩で南下した。そして51stだったか、の駅で、今度はタイミングを失敗しないようにカードを挿入して、機敏に(無事に)改札口を押した。

余談だが、NYの改札は日本のとは違い、牢屋の鉄格子のような感じ。飛び越えてしまう人がいないように、足元から天井近くまで頑丈なつくりになっている。

日本だったら、事情を駅員に話して、カードをチェックしてもらえば、改札を通してくれるだろうが、ニューヨークのようなところでは、全てが運次第。ダメなものはダメで、次なる手を考えなければならない。たとえ駅員がいたとしても、相手にしてもらえないだろう。だから諦めも必要になってくる。

地下鉄。

初めてのNY(89年)では、地下鉄は危険だからと、昼間でも移動手段には使わなかった覚えがある。興味はあったが、恐かった。すごい落書きがされていると聞いていて、イメージも悪かった。きっと、乗ったところで、何も起きはしなかっただろう。でも、そのときは移動は全てタクシーかバスか徒歩で通した。

今は、落書きも消え、深夜でなければまったく問題ない。安くて早い地下鉄は、NYでは特に南北の大きな移動には最適だと思う。

そして、ユニオン・スクエアで降りた。

ストランド・ブックストアが1番目の目的地。(ストランドのことはここでは省略) たっぷりこの古本屋で時間を過ごし、数冊の本を手に入れて、ユニバーシティ・プレイスを横切り、5番街に出た。

そして、5番街と6番街の間の11thストリートに足が向く。見えてきた。5番街と11thストリートの角にある古い教会が。一般の人が中に入ることはできなさそうなのだが、重い雰囲気の教会。以前からとても気になっているが、そのときも、中には入れなかった。

Resize0073 これがその教会

そして、ただ11thストリートを通り抜けた。

NYに来たからには歩いておきたかった。

どうしてか、そのわずか2~300メートルほどの通りに、いつも変わらず自分の思いが馳せられるのだ。きっと、その通りにある小さなホテルに泊まったことがあるせいだと思う。その通りは、自分にとって、意味を持ってしまっている。NYを思うとき、いつもその通りから、という具合に。

ただ、想像すると落ち着く、いつもイメージできる、という程度のことかもしれない。でもそれは不変性があるのだと思う。

でも、いざ、そこを歩いてみると、実はあまり実感がわかない。でも、あとから思い出してみると、じわじわ来る。両サイドは、ブラウン・ストーンのアパートメントが並んでいるだけ。古いけれど中はリノベートされて素敵な空間なんだろうと想像してみたりする。

その日は、真冬のどんよりした天気で、でも、気温はその季節にしては暖かかった。歩いていると少し汗が出てくるほどに。

どこか寂しげなストリート。でも、ニューヨークらしい雰囲気を感じ取れる場所。

その場所に自分がいることの不思議さ。

Resize0074 11th St. between 5th & 6th Ave.

何をするでもなく、その場を通り過ぎて、6番街に出たら今度は北上。地下鉄の駅(14st)まで行き、ミッドタウンに戻った。

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