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2009/06/20

The Reader

映画「愛を読む人」を見る。

ベルンハルト・シュリンク原作の小説「朗読者」が映画化されたということで、公開後すぐに足が向かった。小説は今でも大切に本棚に置いてある。著者はドイツの弁護士で小説家。映画化をきっかけに、久しぶりに本を手にとってみた。

小説がとてもよかった場合、映画のほうは期待はずれ、ということが多いけれど、この場合は小説に忠実に描かれていて、読んだときのイメージが見事に映像化されていたのには驚いた。

とてもスリリングで、人間味あふれる内容。

ナチスドイツが生んだ悲劇を、とかくユダヤ人の側から描いた作品が多いなか、ドイツ人側から描いた。そこには、あの体制にいやおうなく巻き込まれていった一般人の悲劇が表現されている。そして、その悲劇にかかわってしまった青年が背負うことになった事実も。

もっとも印象的な場面は、主人公の青年が、ハンナが裁かれている裁判を傍聴してからの、自分が取るべき行動に苦悩する場面の数々だ。ハンナにとって、どうすることがベストなのかを考え抜き、作品全体に奥深さを与えている。

ドイツ人キャストで、ドイツ語での映画だったならば、なお良かったかもしれない。

愛を読む人 http://www.aiyomu.com/

       

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