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2009/08/10

non title

8月に入ってもすっきりしない天気が続いている。

毎週のように集中豪雨の被害などがニュースをにぎわせていて、他人事ではないと、少し怖くなることも。

夏は読書かな、と、最近あまり本も読んでいなかった反動で、本棚からあれやこれやと本を引っ張り出して乱読している。以前にもここに書いたが、片岡義男のエッセイを何冊か一気に古本で購入したものがやはり目に止まり、そのなかの「本を読む人」を昨晩から入念に読み始めた。冒頭、このような一節があり、共感している。

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「本を読む人」片岡義男著 P22

自分にとってのいつもの日常ではない時間のなかで読んだペーパーバックは、そうではない状況のなかで読んだものにくらべると、読んだ内容の印象をはるかに強く頭のなかに刻み込んで保持している、という原理を僕は発見している。日常の外に置くというアクションがともなうと、読書はより効果的となるようだ。日常ではない時間が基本的に持つ刺激に、読書という非日常が重なり、その上へさらに、読んだ内容という常ならざる世界がかぶさる。うまくいくとこの三者が絶妙に重なり合い、忘れがたい読書体験となる。

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私も、旅行に行くときは、何かしら本を選んで持ってく習慣がある。確かに、日常から離れ、旅先で読んだ本は、独特の印象をもって記憶に残っている。

このエッセイを読んでいると、いろいろな本が紹介されているのだが、いくつか自分も読んだことのあるものや、作家が出てきて(カーヴァーやニール・サイモンなど)、少なからず本の好みが似ていることに気づき、そのほかの本もぜひ読んでみたいと思うのである。もっとも、紹介されている本はアメリカの作家のものばかりで、全てが翻訳されているわけではないけれど。片岡義男は(恐らく全て)原文で読んでいるのだろう、それがとても羨ましく思う。それから、植草甚一との交流もあったみたいで、すごいなぁ。

これから、このエッセイに出てくる本が手に入るかどうか、ネットで調べてみることにしよう。

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