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2009/09/12

pool

映画「プール」を見た。

いい映画だった。

タイのチェンマイが舞台で、そしてほとんどの場面はゲストハウスが中心。

ゲストハウスにはプールがある。

プールで誰かが泳ぐ場面はなく、プールの周りで静かな時を過ごす登場人物たち。

そう、映画はとても静かなのだ。

BGMはない。

劇中にギターを奏でながら歌う歌が唯一の音楽。

なんだろう、この不思議な居心地のよさは・・・

考えるに、朝の新鮮な空気を吸い、洗濯をしたり、市場に買出しに行って料理を作り食べる。そんななんでもないことがメインになっているからなのだろう。

ロケに使われているゲストハウスがまた素敵で、思わず見入ってしまう。

特に開放的なリビングが素敵で、あんなところで一日中読書できたら最高だろうなぁ・・と思ったのは、私だけではないだろう。

そして、プールって、泳ぐためだけのものじゃないんだと、いまさらながら思う。

映画を見ながら、デヴィット・ホックニーのプールの一連の作品群を連想した。

ところで、この映画は「かもめ食堂」のスタッフやキャストによるもので、やはり同じ雰囲気を感じる。そのあたりは予想どおりなのだが、だからこそ見ておきたかった。

映画の冒頭、加瀬亮が空港の駐車場で、何の脈絡もなく転ぶシーンがある。これって、何の意味も持たないかのように思えたが、後から考えると、実に意味を成しているのではないかと気づかされる。普通、大人ってそう転ばないと思う。だが、彼は転ぶ。しかも初対面の人の前でいきなり。このことが、映画を見ている側を、どういうわけか自然体にさせてくれるのだ。そして、全編をとおして、緊迫感や悲しみを感じさせない、とにかく、リラックスできる映画なのである。

映画のなかで、小林聡美が揚げバナナを作って、登場人物が食べる場面がある。それを見ていて、無性にそれが食べたくなり、帰りに本屋でレシピを立ち読みして、バナナを買って、うちで作ってみた。優しい味だった。

Image 揚げバナナ

先日の旅先で買ったアラビア(ARABIA)のお皿に盛り付けてみた。

映画のはカリッと見えたのだが、私のは中のバナナがトロッとしている。でもとても美味しい。シナモン・シュガーを振りかけて食べた。

プール http://pool-movie.com/ 

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