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2009/11/15

Ateneum Art Museum Helsinki

夏の旅を思い出して。

首都としては、小ぢんまりしていて地味なヘルシンキ。街の中央に鉄道の駅があり、駅の向かいに重厚な趣のアテネウム美術館がある。初めてヘルシンキに行ったときに、展示作品の数々がすっかり気に入ってしまって、その中で特にフィンランドを代表する画家 Hugo Simberg(1873-1917) の作品は、以後もずっと忘れられないものになる。

一番好きな作品は、The Wounded Angel (1903)だ。これは、フィンランド国民の間でも人気の一枚だと後から知った。この美術館を代表する一枚だということだろう。

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二人の暗い表情の男の子が白い姿(羽をつけた)の天使を木でできた担架で運んでいる。天使は白い布で目を覆われていて、うつむいている。背景は恐らくフィンランドの湖だろうか、水辺が見えている。127×154cmの大きな油絵で、展示室では一番目につく。シンプルなだけに。こんな地上の天使を描いた絵はほかに見たことがなかったので、印象に残ったのかもしれない。

Hugo Simbergは、いろいろなタイプの作品を書いている。まるで現代アートか絵本の原画のようなタッチのものや、それこそ、油絵のお手本のようなものまで。

絵本の原画のような雰囲気の絵は、少し不気味な感じのするものが多く、でも私はそれらがフィンランドならではの雰囲気を出しているせいか、嫌とは思わない。「生」と「死」を意識したのだろうか、骸骨とか悪魔のようなモチーフが多い。

今回、時間の都合で1回しか美術館に足を運べなかったのだが、展示品を見て回っていたら、途中Simbergの特別展があり、その中に自画像があった。それを見たとき、ジワーッと体が熱くなったような気がした。初めてみたこの画家の表情はとても優しい感じがした。それまでは、その不気味な画風から暗い歪んだ雰囲気の作者を想像していたのだが、その自画像は思いのほかやわらかい表情でこちらを見ていた。

今回の旅行で、この画家の本を手に入れたくて、美術館のミュージアムショップに寄ったところ、フィンランド語の1冊しかなく、英語のものがないか聞いたがなかったので、仕方なくそれを購入した。写真や作品がたくさん掲載されているだけでもいいかな、と思って。この本の翻訳がほしいなぁ。作品については、自分自身の想像の域を脱していない。でも、それもいいかな。

Image 左がフィンランド語の本、右はアテネウム美術館のガイドブック

Hugo Simbergの作品

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アテネウム美術館 http://www.ateneum.fi/default.asp?docId=12532

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