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2009/12/08

ぼくのニューヨーク地図ができるまで

先日、飛行機内に備え付けてある雑誌を何気なく見ていたら、植草甚一の本について書かれたコラムが目にとまり、そこにこの本が紹介されていた。

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植草甚一 「ぼくのニューヨーク地図ができるまで」 晶文社 1977年

アマゾンのマーケットプレイスで、古本なのに高値がついていて、ずっと我慢していた本だったが、コラムを読んだら無性に欲しくなって注文してしまった。定価は1300円だが、売値は3199円。それが昨日届き、大事に大事に読んでいる。いつまでも読み終わらせたくない本だ。機内で読んだコラムには、植草氏が紹介したニューヨークの「ブロック抜け」について書かれていて、市立図書館の裏のブライアントパークからセントラルパークまで、5番街と6番街の間を突き抜けて歩ける、という内容だった。想像しただけでもなんとも楽しくてたまらない。植草氏も60年代頃のニューヨーカーに書かれていて、その後また別の本に書かれていたこの“技”を著書で紹介しているのだが、こんな面白いことをとりあげるなんて、すごい。わくわくしてしまう。いまこのブロック抜けをするのは、きっと難しいのだろうな、と思いながら、いつか実践してみたいと思ってしまう。マンハッタンでは、案外、「ビル」のなかに入らないものだ。デパートやショップ、レストランや美術館は別として、旅行者がアヴェニューやストリート沿いにある一般的なビルに入ることはあまりないのだ。昨年NYに行ったとき、大きなビルのなかに郵便局があったため、普通だったら入らないようなそのビルに足を踏み入れたとき、表面的でない、一歩中に入れたような感覚があった。「ブロック抜け」にはそれ以上の何かがあるに違いない。ずっとそこにあるような臭いとか、古びたエスカレーターとか、もう何年もそこで働いている掃除人とか、警備員とか・・・そういう光景をなぜか目にしたいのだ。

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