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2010/01/06

JUHA

映画 「白い花びら *JUHA*」 アキ・カウリスマキ監督 1998年

フィンランド映画はなかなかテレビで放映されないし、この辺りのレンタルショップには置いてない(私の見落とし?)ので、あまり見たことがないのだが、それでもアキ・カウリスマキ監督の存在はあまりにも有名なので知っていた。

「白い花びら」は、職場の方が自宅から持ってきてくださり、それで今日見てみた。

全編サイレント。

モノクロ。

ストーリーは先を予測できるような単純さがありながら、サイレントなので見る側に多くを想像させる作りになっていて、もちろんそう簡単にハッピーエンドにはならない。世界的に注目される国になった現在のフィンランドも、暗く先の見えない長い時代をくぐり抜けてきたのだと思った。

森に囲まれた農村とヘルシンキという都会がコントラストを成している。都会がなぜヘルシンキと分かったかというと、田舎から主人公を乗せたスポーツカーが都会に着いた場面が、ヘルシンキの中央駅だとわかるようになっていたからだ。車は右に駅のシンボル<トーチを持つ像>を捉えながら<ソコスデパート>の方向を走っていた。それから、主人公が田舎に帰ろうと電車に乗るために、再び中央駅が現れる。駅のロビーの天井から下がった照明が中央駅だということを示していた。

それから、映画のなかに出てくるフィンランドの少し前の時代のインテリアも興味深かった。地味だが洗練された雰囲気がある。少し冷たさもあるが、飽きのこない北欧のインテリアがとても目を引く。また、農村の質素な寝室のベッドは、フィンランドの古い家屋に見られるとても小さなタイプで、あーこれだ、と思った。そして、布団の敷き方もフィンランドのホテルがそうしているような独特の敷き方だった。そういうのを見るのも面白かった。

白い花びら *JUHA* http://www.eurospace.co.jp/d_detail.html?no=26 

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