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2010/05/18

Mr. M

ニューヨークでの出来事(思い出し編)

ニューヨーク本を読んでいたら、前回のNY旅での、あることを不意に思い出した。

それは、初めてのオペラにまつわる話。

マンハッタンには有名な総合芸術施設であるリンカーン・センターがあり、ここは観光名所でもあり、映画などにもたびたび出てくる。特に中央のメトロポリタン歌劇場は有名で、正面のロビーにはとても大きな(外からもわかるほど巨大な)シャガールの絵画がある。

以前、ニューヨーク・シティ・バレエ公演のナットクラッカー(くるみ割り人形)を見たときに、この劇場に一度だけ足を踏み入れたことがあった。そのときはバルコニー席だったが、古いけれど歴史のある存在感のある場所だととても印象にのこっていた。

そして、その数年後、今度はオペラを見たいと思い、インターネットでチケットを取っておいて、現地で受け取り、初めてのオペラ鑑賞体験で、このメトロポリタン歌劇場に再び訪れることになる。

メトロポリタン歌劇場 http://www.metoperafamily.org/metopera/ 

オペラだとドレスコードがあるかもしれないと、いちおう正装して行った。旅行となるといたってラフなスタイルでいるのだが、そのときばかりは少しだけおしゃれして出かけたのを覚えている。

ホテル前(57丁目)でタクシーを拾い、コロンバスサークルのところを通ってリンカーンセンターに向かった。開演は確か夜8時とやや遅めだったと思う。会場に着くと、すでに大勢の人が並んで開場を待っていた。ふと周りを見回すと、ドレスアップしている人もいれば、ジーンズの人もいたりで、少々拍子抜けしたが、それなりの服装で行けば、なんとなく雰囲気に浸れるし、私自身は正装していってよかったと思った。

プログラムは「ラ・ボエム」

かろうじて、オーケストラ席(端のほうだったが)を取ることができた。

内容は申し分なく、あえてここには書かないけれど、人間の生の声の芸術性を改めて感じたし、“すごい”と思えた基準というのが、単純ではあるが“自分にはあのような声は出せない”ということであった。イタリア語はさっぱりだったが、前の座席の裏側に英語のテロップが流れて、台詞はなんとか理解できた(と思う)。

そして、ここからが書きたかったこと。

幕間に、隣の席の男女(50歳代か?)のうち、女性が話しかけてくれた。なかなかの美男美女。2人はフィリピンから旅行に来ていて、男性のほうはフィリピンの有名な俳優だという。女性のほうは男性の身の回りの世話をしていると言っていた。パートナーなのか、付き人なのか、その辺はよくわからなかったが、夫婦かもしれない。2人とも、とても落ち着いた、大人の雰囲気で、特に男性は私のすぐ隣だったのだが、とても物静かな人という印象。

彼らによれば、2人は毎年のようにニューヨークに来ていて、一番の目的はブロードウェイだということだった。朝から晩までミュージカル三昧だと。

「さすが俳優さんですね」というようなことを、片言の英語で私が言ったら、

男性(俳優)が、「いや、彼女がクレイジーなほどブロードウェイが好きなんだよ」と笑って言った。

私が、「帰国したらインターネットであなた(男性のほう)を調べてみる」と言ったら、

女性が、「“star magic の Mr.M”で検索してみると見つかりますよ」と教えてくれた。

舞台がはねて、観客は三々五々、マンハッタンの冬の闇に消えていった。徒歩で帰る人、バス停や地下鉄の駅に向かう人、タクシーを拾う人・・・ とても静かに散っていった。

2008年、year end の出来事。

そして、Mr.Mはまさしく、この人である! ↓↓↓

http://www.stir.ph/LM/articles~level2/id-1234421130839_4/ai-null/Mr_M_the_good_father.html

(ダークグレーのポロシャツの男性がMr.M)

http://www.pep.ph/photos/516/Star_Magic_Ball_Part_2

(タキシード姿がMr.M)

間違いないと思う。

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