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2011/11/11

ニューヨーク本

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もうずいぶん前に書店で偶然見つけて購入した本。

文庫本だが、手放せず、そしてたまに手にとってはバラバラと読んでいる。

     『ニューヨーク街路劇場』 粉川哲夫 著

あとがきを読んでいたら、70年代のニューヨークとはこういう時代だったのかとわかりやすい記述があって、いろいろ考えさせられた。

“ニューヨークという都市にずっと魅きつけられてきたが、この本の時代背景となっている1970年代後半のような時代に出会うことは二度とないだろう。それは、わたしがニューヨークに慣れてしまったからではなく、1970年代がニューヨークにとって非常にユニークな時期だったからである。”(本文より)

どのようにユニークかは、その続きの部分をかいつまんで言うと、70年代のNYは60年代に生まれたアングラもニュージャズも実験的なアートも痕跡はいたるところに残っていて、40年代に定着したアメリカ的生活様式も生きのびており、NYに身を置くだけで、その日常環境と人々の身振りを通じて一世代くらいの歴史的スパンを感じることができたということだ。また、この時代は、次の変化に向かってNYが大きく動き出す時代だった、と。工業化が終わり、情報やサービスを志向する社会が本格化しはじめ、旧時代の終わりと多くの問題をはらんだ新時代の始まりが鮮明に見えたとも。

そんな70年代のニューヨークを、タイムトラベルできるならば、歩いてみたいと思った。

でも、わたし的に思うのは、NYって、いつの時代もリアルタイムで感じた人にとってはユニークなのではないかと思う。その人その人のNYがあるのだと思う。そして、NYに限らず、都市とは時代ごとの変化を魅力と思わせるために存在しているのかもしれない。だから、変化し続けるのではないか。

そして、この本でいう新時代は、いまではもう旧時代となった。“新たな新時代”もまた問題を抱えている。そして、旧時代も新時代も、その次の旧新も・・・きっとユニークな時代になるのだろうと思う。

粉川哲夫氏のサイトに、当時のNYの写真がたくさん掲載されている。

スチル写真をクリック!

http://anarchy.translocal.jp/newyork/index_jp.html

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