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2012/08/16

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前半の夏休みが終わろうとしている。

ほとんど家にいて、掃除、読書、昼寝、旅行の下調べなどをして過ごした。

オリンピック。

今回ほど観戦に没頭しなかったオリンピックはないけれど、終わってみると淋しいものである。スポーツについて考える期間だったなぁ、と思う。改めて考えてみると、スポーツほど世界共通で、万人が興味、関心を抱く対象ってないのではないか。そして、オリンピックに出場する国々は、問題を抱えているにしても、とりあえずのところ平和である。そういう意味で、オリンピックは平和の祭典とも言えるのだなぁ・・と思う2012年8月であった。

自分とスポーツについて。

中学生になったとき、何か部活に入らなければならなくて、剣道部を選んだのだが、その理由は武道をやりたかったから。小学校のころ空手を習っていて、中学にもし空手部があったら入ったのだが、それがなかった。それで剣道。(ちょっといい加減な選択)

始めたばかりのころは、ずっと素振りとすり足の練習ばかりで、しかもジャージで。それが、夏休みに入るころだったか、夏休みが終わるころだったか、剣道着と防具を身につける時期が来ると、なんだか少し上達したように思えて妙に嬉しかったのを覚えている。ところが、防具はまだ真新しく、体になじまず、小手をつけて竹刀をコントロールするのがすごく難しく、こんなものつけて試合などできるのかと心配になったものだ。

顧問の先生が剣道の5段を有している方だったのが、とても幸運だったと思う。2年になってその先生に稽古をつけてもらうようになると、わたしたちはみるみる上達したのだった。「かかり稽古」といって、一人3分から5分ほど先生に稽古をつけてもらう時間があって、わたしたちは全員、こてんぱんに投げ飛ばされていた。それでもかかっていった。先生もわたしたちが発奮するよう、いろんな言葉でけしかけていたと(今では)思う。一度稽古をつけてもらって、納得できないと、一番うしろについて再度お願いしたりも。(いま思うと、あのころが一番根性あったなぁ・・・)

そうこうしているうちに、自然に剣道というスポーツの楽しさ、一本決まったときの快感を覚えていったと思う。そうなのだ、そのころは本当に剣道というスポーツを楽しんでいた。剣道は個人戦はもちろん、団体戦もあったので、チームワークの大切さも学んだ。

どんな種目でもいいと思う。一生のうちにほんの一時期でもスポーツを心底楽しむことができたら、その人は幸せだと。

ところで、オリンピックが終わって、テレビをつけて、スポーツをやっていない夜は淋しいと感じるのはわたしだけかなぁ?

スポーツ関連の写真がみあたらず、今回もまったく関係ない写真を。

ニューヨークのロックフェラーセンターのスケートリンクです。今日も猛暑だったので、真冬のスケートリンクを眺めてクールダウンしてください。

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2012/08/12

THE BROOKLYN FOLLIES

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『ブルックリン・フォリーズ』
ポール・オースター 著  柴田元幸 訳

順風満帆な人生を継続することはとても難しい。仕事、結婚生活、健康の維持・・・ 思いどおりにいかない人生はなんと多いことか。
それでも人は生きていかなければならない。
この本は、挫折や問題をかかえた人々が、身近な人物とのかかわり合いのなかで、徐々に好転していく物語だ。とりわけ、物語の語り手であるネイサン(癌の再発が心配な初老男性)が周囲の人々を、彼の人生経験から成せるかかわりかたで導いていく。(ネイサンは結婚に失敗し、娘との関係も悩みの種という人物だが、死を覚悟して終の棲家をブルックリンにするため引っ越してきてからかかわる人々から、信頼を寄せられる)

ネイサンの言動を読むにつれ、わたしも、もうそろそろ、誰かの役にたつようなはたらきをしてもいいような年齢なんだなぁと、ふと考えたりさせられた。決して豊富な経験があるとは言えないけれど、でも、都度冷静に考えて、誰かのためにそのときにとるべき行動をとる、そうであるべき年齢である。

物語はブルックリンから始まり、ブルックリンで終わる。
終盤、ネイサンが倒れ、一命を取りとめて清々しい気分で退院した朝が、2001年9月11日に設定されている。自分と周囲の人々がなんとか良き方向に滑り出したかと思えた朝に、飛行機がワールドトレードセンターに突っ込むのだ。このあとのことは(いまのところ)読者の想いに委ねられている。

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