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2012/09/02

Helsinki 1 (2012)

旅行をするとき、もちろん観光スポットにもとりあえず行ってみるのだが、わたしの場合、ただ街歩きを楽しむほうが合っているようだ。トラムやバスを待つ間に前を通る人、散策中に犬の散歩をする人、そういった地元の人たちとのすれ違いから彼らの生活を想像しながら、ただ歩いて感じる。それが旅の基本スタイルになった。

ヘルシンキを訪れるのは4回目。

最初は自分の意思で来たのではなかったが、約1週間の滞在でヘルシンキという都市をとても気に入ってしまって、以来いつも気持ちがフィンランドに向いているような気がする。日数をもっと取れれば、フィンランドの他の都市にも足を伸ばしたいと思う。たとえば冬のロバニエミとか。カレリア地方にも行ってみたいなぁ。

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ヘルシンキの建物は剛健といった趣だと思う。街全体にエレガントさはあまりなく、硬さが覆っていると思う。わたしはどちらかというと、硬く頑丈なものが好きなので、だからこういう雰囲気に惹かれるのかなぁと思ったりしている。

ただ、その硬さを包み込むように森と湖があって、とてもバランスがとれている、そんなふうに思うのはわたしだけかもしれないけれど、とにかくこの洗練された、硬い、物悲しさも漂い、成熟した雰囲気のヘルシンキがとても好き。

4resize0178 中庭へ通じているみたい

建物は道路に面していて、建物が囲むようにして中庭があるところが多いようだ。(多くのヨーロッパの都市の建物がそうであるように)住人だけが中庭を楽しめるようになっていて、いち旅行者などが勝手に足を踏み入れることはできない。あぁー見てみたい・・という気持ちを押さえてただただ想像してみるのみ。

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建物はアパートだったり、会社だったり、アパートの1階はショップやカフェやスーパーだったりとさまざまだが、目立った看板などはなく、ちょっとしたプレートがあるくらい。そういうところが街の景観を落ち着かせている。それから、ショップやカフェなどには過剰なBGMがなく、実に静かだと思った。それは日本人には少々淋しいと思ってしまうほどに。でも、それに慣れてくると、いいものだと思えてくる。聴きたい音楽は自分で選んで聴きたいものだし、過剰な音楽は時として騒音になってしまうものだと感じた旅でもあった。

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建物に入るドア。

この、まさに硬質なドアがとても素敵だ。

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こちらは木枠の窓。二重になっているものが多かった。

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そして上の写真↑は、いくつかのビルの入り口に置いてあって、気付いたもの。ちょっと見ずらいと思うが(クリックで拡大されます)、サイドと下がブラシになっていて、玄関に置いてあるということは、恐らく靴の汚れを落とすためのものなのだと思う。または冬場はブーツについた雪を払うためだろうか。石畳が敷き詰められていて、泥の汚れなど靴につくことはあまりなさそうだけど。雪なら納得できる。

日本の家屋の玄関にあったらいいかもしれないと、ふと思った。結構、玄関は靴についた泥や砂で汚れてしまうので。

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そして、ここはハカニエミ・マーケットホールのトラム乗り場から撮った写真。近代的な建物と古い建物がとなりあっていても、ぜんぜん違和感ないなぁ・・と思う。

ヘルシンキの散策を楽しむ場合、このあたりを見てみたいなぁと思ったら、トラムでその近くまで行き、歩いた先から近いトラム乗り場からまた移動するというのがいいと思う。もし、トラムの路線が近くを走っていなくても、街自体がそんなに大きくないので、多少歩けばすぐに街の中心地まで辿りつくことができるから安心。トラムに乗る場合、ヘルシンキカードという時間内乗り放題で美術館などの割引も含まれているカードを購入しておくと便利だが、それほど乗車しない(元がとれない)のであれば、乗るたびに支払うのがベターだと思う。その場合、トラムの一番前のドアから乗車して運転手に現金(2.7ユーロ)を渡せばOK。わたしは今回、ヘルシンキカードは購入しなかった。トラムは地上を走るので、目的もなく乗車して、車窓の景色を眺めながら、ここに降りてみたいなぁと思ったところで下車するのも楽しい。それが楽しい。

Resize0183 大聖堂前を行くトラム

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