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2012/09/06

Tallinn (2012)

今回の旅行では、バルト海を渡りエストニアの首都タリンへ行こうと思っていた。ヘルシンキに着いたその日、ホテルにチェックインしてからすぐにタリン行きの高速船の予約に出かけた。タリン行きの船会社はいくつかあるのだが、ターミナルがホテルから徒歩7、8分という近さのリンダラインにしてみた。そして予定どおり、翌日の朝8時発のチケットを取ることができた。

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これがリンダラインの船。ヘルシンキとタリンを約1時間半で結んでいる。バルト海は波がなくとても穏やかな海。そのため、当日ヘルシンキを出るとき雨が降って不安定な天候だったが、船は揺れることもなく、とにかく真っすぐ進み、なかなか快適だった。大型客船と比べて進むのがとても速い!

このリンダラインで、件の中国系の方々がわたしの席の並びに座ったのだった。えっ?どこまで一緒なんだ?と思ったのが事実。実はその日のホテルの朝食、朝7時からオープンで、船が8時発だったものだから、7時ジャストにビュッフェに行って速攻で朝食を食べたのだが、その夫妻も食事を取っていた。そのとき、こわおもての女性はわたしのほうをちらほら見ていたようだが、船で隣り合ったときに、彼女は「同じホテルに泊っていますよね?」と聞いてきた。わたしは、「空港で話しかけてこられましたよね?バスには無事に乗れましたか?」と聞いたりした。

聞けばお二人は上海出身で、オーストリアから来たとのことだった。オーストリアで暮らしているのかそれともヘルシンキに来る前に旅行でオーストリアに立ち寄ってきたのかは、ちょっとわからなかったけれども。

最初怖いと思っていたその女性は、わたしが一人でいることを知ると、船の中や船着き場、それに旧市街で会ったときも、ニコッと笑いかけてくれたのであった。結構いい方であった。(人は見かけによりませんね)

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↑旧市街の外側を走る路面電車。

船着き場から、人々が向かう方へ10分ほど歩くと、このような太い砲塔が見えてくる。その名は「ふとっちょマルガレータ」。1529年建造。

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そしてふとっちょマルガレータの脇に旧市街入りできる門がある。

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ここ↑をくぐって歴史地区へ!

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最初は珍しいのでじっくり味わいながら歩いた。どこを切り取っても可愛らしい雰囲気で、こんな場所に来るのは初めてだと思った。

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↑この写真の建物(3つの建て物が寄り添うようにひとつにかたまっているもの)は「スリー・シスターズ」という5つ星のホテル。ガイドブックを見ると一泊3万5千円以上もする!

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↑この坂道を登ると、トームペアの丘の上に行ける。ほとんどの旅行者がそこから市街を見降ろすために登っていく。

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そして、これがトームペアの展望台からの眺め。

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まるで絵葉書でも見ているかのような景色で、ある意味現実味がないと思ってしまうほど。

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お伽の国に迷い込んだか・・・などと想像できる感じ。

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↑遠くの景色からすぐ目の前に目を移すと、2羽のハトが寄り添って世界遺産の街を眺めていた。

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↑展望台から丘の下に通じる階段があったので、帰りはここを下ってみた。

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↑街の中心地、ラエコヤ広場。ヨーロッパの古い街でよく見られる広場。(以前行ったブリュッセルにもこんな広場がありました)

正面に見える建物は旧市庁舎。

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↑旧市庁舎の塔の先端には「トーマスおじさん」というのが立っているとガイドブックにあった。よく見ると確かにそれらしき人物が立っているように見える。(ガイドブックに書かれていなければ、気付かなかったけれど) しかし、これもガイドブックに書いてあったのだが、尖塔に立っているのはレプリカで、1530年に制作された初代のトーマスおじさんは旧市庁舎内に展示してある。(上の写真右)

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市庁舎内にはこんな古いプレートも。

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木彫りの装飾が「中世」を感じさせる。

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↑これは水道の役目を果たしていたと思われる。このやかんのような入れ物に水を入れておき、手を洗ったり飲んだりしていたのだと思われる。

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↑旧市庁舎の最上部。このように木組みで屋根が支えられていた。

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↑旧市庁舎の市民の間から見えるラエコヤ広場。目をちょっと細めてぼんやりさせると、なんとなく中世の人々が集っているように見えてくる(?)

このあと、雷雨が襲ってきて、わたしはしばらくの間、市民の間で雨宿り。まさに市民のための空間だと感じたひととき。雨はすごいザーザー降りだった!

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ランチを食べた中世家屋を再現したようなレストラン。灯かりはすべてロウソクであった。写真は結構、室内が明るく見えるが、実際はもっとずっと薄暗い。電気のない時代はこんな感じだったのだな、ということを体験できたと思う。国は違うけれど、フェルメールの時代などは、こんな空間で暮らしていて、だから外の光に対して敏感で、それを描きたいと思ったのだろうと考えたりした。そこで注文したメインの料理は口に合わなかったけれど・・・(マッシュルームのスープは美味しかった)

タリンの旧市街は世界遺産に登録されている。

世界遺産についても考えさせられた。もちろんわたしも、そのキーワードで旅行先に選んだことは認めるのだが、なんだかまるでテーマパークにいるような感覚も実はあった。世界遺産になると経済効果は上がると思うし、本当なら行かないような場所も有名になりツアー先として定着するだろう。

でも、街を歩いていて早い段階で「お腹いっぱい」の状態になってしまった。あまりにも整いすぎているせいかな。

でも、もしヘルシンキに行ったなら、短時間で堪能できるタリンは一度は行ってみることをお奨めしたい。ヘルシンキからは日帰りで充分。わたしはヘルシンキ発8:00(9:30タリン着)、夕方17:00タリン発(18:30ヘルシンキ着)の船を選択したが、旧市街を見るだけなら、帰りはもう一本早い便でもいいと思う。そうすれば、夏なら日がなかなか落ちないヘルシンキをまだ歩ける余裕ができてよい。

ちなみに、朝同じ船に乗った中国系ご夫妻は、帰りもまったく同じ便を予約したようで、船着き場でまたお会いしたのだった。

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