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2013/03/30

恋する惑星

Koiwaku

ウォン・カーワイ監督の『恋する惑星』を見た。(ストーリーはこちら

ずっと前に借りてきて見た記憶はあるものの、内容は断片的にしか思い出せずで、それに、ここのところ、すっかり香港熱にうなされているせいか、じっくり見てみたいと思ったのだ。

最後に香港に行ったのは、いつだったかなぁ・・・ たぶん、7年くらい前かも。

この映画は、香港の九龍にある重慶大厦(チョンキンマンション)という雑居ビルのホットドックスタンドを中心に描かれている。(このビルは実在する) にもかかわらず、わたしは過去の旅行で一度も入ったことがなかった。ビルの前はきっと何度も通ったはずなのに。こんなに有名なビルだということをつい先日まで知らなかったのだ!なんともったいない。

改めて見てみて、トニー・レオンってこんなに若いころからいい役者だったのだなぁ・・と思ったり、金城武が初々しく失恋の辛い心境を演じているなぁ・・と思ったり。それにフェイ・ウォンみたいな娘だったら、あんなことしても許されちゃうよなぁ・・と思ったり。

香港の、ちょっとジトッと湿度のある空気のなかで、また、あの独特の混沌さのなかで誰かを求める男女がいとおしく思える。何度も胸がキュンとなってしまった。

・・・・・・・・・・・・

心に残ったセリフと場面

「理解なんて虚しい。人は変わるから。」(謎の金髪女)

「夜が明けるときが帰るときだ。」(警官223 <金城武>)

「この世で期限のないものはないのか?」(警官223)

「1万年愛す」(警官223のポケベル伝言サービスのパスワード)

警官223がネクタイで金髪女のハイヒールを磨くシーン

警官663(トニー・レオン)がフェイをデートに誘うシーン (このときのトニー・レオンの表情は最高)

(それから、警官223がアパートで飼っている犬はビーグルでした)

・・・・・・・・・・・

香港を舞台にした映画のなかで、この作品は第1位に躍り出た感あり。(自分のなかのことですが・・)

第2位は『君といた永遠(とき)』。(感想も残している

第3位は『インファナル・アフェア』かな。

あと、こんな映画も見ていたようだ。すっかり内容を忘れているけれど・・

香港映画のなかでも、ジャッキー・チェンやブルース・リー関係は好みではありません。

2013/03/29

カリフォルニアデザイン 1930-1965 モダン・リヴィングの起源

国立新美術館で開催中の「カリフォルニアデザイン 1930-1965 モダン・リヴィングの起源」展に行ってきた。

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平日ということもあり空いているとは思ったが、予想以上に空いていた。これがフェルメール展とかだと平日でも大変な賑わいなのだろうなぁ。

結論から言うと、とても面白かった!
たっぷり2時間は鑑賞していたと思う。

広い展示室に家具や照明、写真、陶器、絵画、テキスタイル、雑誌、洋服、自動車(実物!)、キャンピングカー(実物!)などバラエティに富んだ展示。この展覧会のタイトルを見て、アメリカのポップカルチャー的なものをイメージする人もいるのではないかと思うが(自分も少しそう思っていた)、まったく違っていて、もっと前のアメリカに勢いのあった時代の洗練されたプロダクトの紹介だった。

(展示の様子を知るには、こちらのサイト<japan-archtects.comのブログ>が参考になると思います。)

アメリカのTVシリーズ『奥様は魔女』のサマンサの家やダーリンのオフィス、『刑事コロンボ』の初期の頃の回の、犯人となる富豪やステイタスのある人物の邸宅の家具や建物を想像すると良いと思う。

まず驚いたのは、2枚のロサンゼルスの航空写真だった。

この写真を冒頭に持ってきたのは、よい考えだと思う。

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(実物は写真を撮れないのでカタログの写真です)

これはロスのウィルシャー通りとフェアファックス通りの交差点を比較したもの。左が1922年、右が1929年の街の様子なのだが、この間わずか7年。数軒の建物しかなかった場所に7年後びっしり家が建っている。この時代、カリフォルニアは急激に人口が増加したそうだ。1930年代にはロスの住民の94%が一戸建てに暮らしていたというから、その経済力も想像できる。この人口増加に伴う住宅用の家具などを大量に生産する必要性も、カリフォルニアのモダンデザインの起源になったことがよく理解できる2枚だと思う。

第二次世界大戦で軍需品を生産する技術力もこの流れを助けたという。

いつまで見ていても飽きない家具がたくさん展示されていたのに、写真を撮れなかったのが残念だ。イームズ・チェアはその実験過程なども白黒フィルムで紹介されていて面白かった。イームズは合板を湾曲させて加工されているが、当初、イームズ夫妻は、海軍の負傷兵の添え木制作にこの合板技術を使っていたとあった。その添え木も展示されていた!

それから何と言っても、この流れのなかで活躍した建築家が設計したモダン住宅がかっこいい。開放的(建物の中と外がつながっているような設計)な建築は、カリフォルニアの渇いた土地によく似合って溶け込んでいたのだろう。

会場を訪れていた人は20代~40代の人が多かったように思う。人気展に見られるような年配女性グループとか老夫婦などはいなかったのが特徴。

感じたままをうまく書けないのですが、とにかく楽しいのでおすすめの展覧会です。

ちなみに、映像視聴コーナーには、ミッドセンチュリーの代表的な椅子が置かれていて、実際に座ることができます!

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普段はほとんど買わないカタログも欲しくて購入。

それから、この展覧会はロサンゼルスのカウンティ美術館との共催とあった。いつかこの美術館にも行ってみたくなった。

2013/03/24

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最近の出来事

アメリカと香港・マカオ旅行の写真を見せていただく機会があった。
香港はわたしも何度か行ったことがあるのだが、アメリカのほうは、ラスベガスとかサンタモニカとか、グランドキャニオン、セドナ(?)など、行ってみたいけどまだ行ったことがない場所の写真をたくさん見せていただき、もう行く時期なんじゃないかと、その後ずっと考えている。

毎回、行き先の候補にはグランドキャニオンは上がるのに(自分のなかで漠然と考えているだけだけど)、ラスベガスからグランドキャニオンに足を伸ばすというツアーについて考えると、ラスベガスがネックになっていたと思う。いまひとつ「行きたい!」という気持ちが湧かなかったから。でも、今回ラスベガスの写真を見せていただいて、「いいかも!」という気持ちに変わってきた。ホテル外観やネオンの写真。なんでだろう、引き込まれた。それに、もちろん国立公園の写真については言うまでもない。写真の力はすごいなぁ。愛着をもって撮られた写真はことさらに。

それに、それに、香港にも久しぶりに行ってみたくなった。まだ行ったことのないマカオと組ませて。

***************

我が家のマック(ビーグル犬)が、今年1月下旬ごろから食欲がなくなって、水も飲まなくなり、おかしいなとチェックすると右側の首のところにピンポン玉大のしこりが感じられ、すぐに獣医に診てもらった。同時に口の中に黒ずんだ腫瘍もあって、調べてもらうと悪性黒色腫の疑いがあるとのことだった。

4月で13歳になる老犬のため、手術することはせず、薬で免疫力を高める方法をとったほうがよいという結論に達し、今に至っている。(それで良かったのかどうかはわからない。もしかしたら無理にでも切除してもらったほうが良かったのかもしれないと後悔も・・・)

2月中旬ごろまでは起き上がることもできなく、スポイトで水を飲ませたり、流動食を無理やり口から流し込んだりしていた。そして、薬が効いてきたのか自力でご飯を食べられるようになり、短距離の散歩もできるように。ただ、腫瘍は大きくなる一方で日に日に痛々しい状況になっている。マック自身も、なんだか体の様子がおかしいと思っているような表情をするときがあって、そういうときはいたたまれない気持ちになる。

でも、とにかくいまは、ただ見守るしかない。

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2013/03/17

旅の必需品

あるサイトに「旅の七つ道具」について書かれていて、自分は旅行の持ち物にどんなこだわりがあるだろうと考えてみた。

(七つにはおさまりませんが、ちょっと紹介してみます。クローゼットからいろんなものを引っ張り出して写真まで撮ってみました)

1 デイバッグ

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LL Bean の小さめのバッグ。ガイドブックとお財布とパスポートくらいを入れての街歩きに便利。リュックなので後ろが大変心配なため、お財布とパスポートが入るジッパーには、必ず鍵(バッグ右側に小さく写っている南京錠みたいなもの。番号で合わせるタイプ)をかける。

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こちらは、もう少し大きめのリュック。滞在先の都市から日帰りバス旅などするときに使用。パーカーとかカメラとかちょっとかさばるものでもスッポリ入るので便利。こちらも必ず鍵をつける。

(この二つのデイバッグは、かなり前に購入したもので、愛用品になっています)

2 カメラ

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旅の記録には欠かせない。けれど、ぜんぜん使いこなせていないミラーレス。

3 ガイドブック

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行ったことのあるところでも、かならず最新版のガイドブックを持っていく。旅の基本情報が載っているし、もしものときの連絡先なども記載されているので、安心のため。それに、付録の地図がとても役に立つ。帰るころには地図がボロボロになっていることもある。

いろいろなガイドブックが出版されているが、わたしには「地球の歩き方」が一番使いやすい。ちょっと重いのだが、出歩くときは必ず持って出るようにしている。

4 ノート

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旅行が決まると1冊用意する。

出発までに思いついたことやガイドブックから重要なことを書きうつしたりする。また、現地から絵葉書を送りたい友人の住所なども書いておく。そして、現地ではその日に辿った場所や感じたことなどをホテルに戻って夜、寝る前や、カフェでぼんやり休憩するときなどに書いている。これが、あとでブログを書くときにとても役立つ。けれど、寝る前に書いた内容は、疲れているせいかあとで読んでも「??」な箇所も・・・

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最初はこんなふうにガイドブックからカラーコピーして貼っていたりしたのだが、だんだんそんなことをするのは面倒になり、さすがにここまではしなくなった・・・

このノートは初めて一人でニューヨークに行ったときのもので、エンパイア・ステイト・ビルの入場券をあとで貼ったりしている!(懐かしい) いまはこんなこともしなくなったなぁ・・

5 本

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ほとんどが一人旅なので、空港や飛行機での時間つぶしに本を1冊持っていく。できれば、旅行先に関係するものが良いのだが、まったく関係のない小説やエッセイなどでもOK。写真の本は、司馬遼太郎の「街道をゆく~オランダ紀行~」。アムステルダムに行ったときに持って行き、行きの飛行機のなかで一気に読んだのだが、とても勉強になった一冊だ。ゴッホ美術館に行ったときにゴッホの作品に対する理解を深める助けになってくれたと思う。

6 靴は2足

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できれば靴は2足持っていく。というか1足は履いていくので、スーツケースの中にもう1足。一日中歩きまわるので、靴に変化があると足がホッとするみたいで、一端ホテルに戻った際に履き替えたり、また、コンサートに行く場合などは右側のような靴ではみっともないので、左側のタイプにしてみたり。

7 変圧器

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カメラやスマホを充電するため。わたしは無印のものを愛用している。

8 ストール

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夏でも持参。

飛行機の中のあの寒さには耐えられないし、旅先の気温の変化に対応するためにバッグに入れておく。突然雨が降ってきたら頭から被ったりも。ストールのほかにパーカーやカーディガンも必需品だなぁ。

基本的には荷物をあまり持たないようにしているので、あとは着替えと洗顔料と化粧水と歯ブラシくらい。買い物も大してしないので、帰りの荷物も同じようなボリュームだと思う。

(そうそう、夏は日焼け止めも必需品ですね)

旅慣れている人は、どんな感じの荷造りをしるのか、とても気になります。

2013/03/08

よく見る夢について

よく見る夢がある。

場所は空港で、これからどこかに行くところである。

夢の“お決まり”の設定は・・・

① いつも時間が押している。

② 行き先は海外である。(ニューヨークが多い)

③ いつも一人である。

④ かならず搭乗前に目が覚める。

きっと、どこかに行きたいのだろうな、わたしは。

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(空港の写真が見当たらなかったので、これはヘルシンキの屋内マーケットの写真です。ソーセージや肉をこういうふうに買うのがあこがれです。)

2013/03/02

Argo(アルゴ)

『アルゴ』を見てきた。

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昨年秋に公開されたときに、見たいと思っていつつ見逃してしまっていたのだが、アカデミー賞(作品賞)を取ったと知り、やっぱり見ておくべきとちょっと遠い映画館まで車を走らせた。

そして、本当に見に行ってよかった。

ミッション・インポッシブルなどのように、実際にはあり得ないけれど、娯楽映画として手に汗にぎる作品が多いが、アルゴは実話にもとづいているので、リアリティのあるハラハラドキドキの連続だ。それにしても、混乱時における敵国での滞在というのはいかに危険なことなのかがよくわかった。本当に怖かった。秩序のない社会に身を置くことは怖い。

ベン・アフレック演じるCIAスタッフの人道的な行動が見どころだということは言うまでもない。

そして、何人かのキーマンがいる。

カナダ大使、カナダ大使館の家政婦、ハリウッドの2人、CIAの上司・・・

そういえば、カーター大統領の時代にイランでの人質事件があったというのは、かすかな記憶にあるけれど(だいぶあとになって知ったことだったかもしれないが)、こんな事実が展開されていたなんて。いかにもアメリカらしい作戦。

余談だが、ベン・アフレック、この役の髭と髪型が似合っていると思った。

当時は飛行機内でタバコを吸うことが許されていたことに驚き、髪型やメガネなどのファッションも(ちょっとダサイけれど)、あぁ、こうだったのだなぁ・・・と興味深く見入ってしまうのだった。

ベン・アフレックが次にどんな映画を撮るのか、楽しみでしかたない。

アルゴ公式サイト

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