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2013/11/25

香港回想

11月もあと1週間で終わる。この時期は映画を見たり本を読んだり、1年のなかでもゆったり過ごせる時期のように思う。これから寒くなるという季節が好きだ。子どものころは夏が大好きだったけれども、大人になってからは夏に弱くなったなと思う。

先週は香港が舞台の映画を見てしまったものだから、ここのところまた香港熱にうなされている。初めて行ったときのことなど思い起こしている。そういえば、香港やソウルには何度も行っているのに、あまりブログには書いてこなかったなぁ・・

それで、ほんの少しだけここに書いてみようと思う。香港のことを。

わたしが初めて香港に行ったのは2002年の10月。旅の目的は友人に会うためで、そんな目的でもなければ目を向けなかったであろう都市。いま思えば、それは必然であったと思いたいほどに魅せられてしまうのだが。

もちろんお決まりの観光スポットにも行ったけれど、観光客はあまり行かないようなところにも行ったり、連れて行ってもらったりした。たとえば尖沙咀の古びたビルの2階にある小さな小さな書店とか、九龍塘地区にあるフラワーマーケットとか、中心地から離れたリゾート地など。それらは断片的にだが鮮明に記憶されている。友人が用を済ませている間にひとりでぶらぶらと街歩きした時間もたくさんあった。そんな時間はスターフェリーに乗って九龍と香港島を往復してみたり(スターフェリーについてはこちらにも書いている)、ヒルサイド・エスカレーターに行ってみたり(このときは、あろうことか『恋する惑星』について知らなかった)、地元の人が大勢買い物しているストリートに迷い込んだりしていた。

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↑わかりにくい写真(しかもピンボケ)だが、右手前にスターフェリー

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↑地元の人々でにぎわうストリート(確か香港島)

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↑フラワーマーケット(本当に限りないほど花屋が軒を連ねている)

初めての香港は10月だったと書いたが、日本ではさすがに10月ともなると涼しくなりジャケットが必要になってくる時期だが、香港では空港から出たとたんモワッと湿気のある空気がまとわりついてきて、あぁ、これが亜熱帯香港の気候なんだと実感したものだ。夜はいくぶん肌寒い日もあったが、日中は半袖で過ごせた。

香港の気候のことでひとつ。12月に行ったときのこと。12月の香港の最高気温の平均は20℃くらい。最低は15℃くらいのようで、わたしは軽くカーディガンを着る程度の服装で行った。12月というのに歩いているとちょっと暑いと思うときもあった。街を歩く現地の人を見てみると、半そでTシャツの人もいれば、なんと冬物のウールのコートを着ている人もいて、とても不思議に思って友人に聞いてみると、香港のお洒落な人はほんの短い冬をファッションで楽しむのだとか。だからお洒落な人ほど不必要なコートなど身にまとっていると教えてくれた。確かに若い女性たちほど冬の装いだと納得したものだ。

あちこちに書いているように、もし時計を逆戻りさせられるなら、返還前の香港に行ってみたい。でも叶わないだけに余計にその思いはつのるのだ。返還が1997年だから、それから5年後にわたしは訪れたことになる。返還の前後で香港の暮らしがどう変わったのかなど知ることのできる文献があったらぜひ読みたいと思う。

これは個人的な印象だけれど、香港はアジアの他の大都市に比べ、雑多な雰囲気がある割には秩序があると思う。市民には一定のレベルの教養と常識があるのだろうと感じさせられる。(本当にあくまでも私見であり、実は問題もたくさんあるのかもしれないが・・)だからストレスもあまり感じなかったのではないかな。(たとえば上海ではKFCに入って注文しようにも順番というものが一切なく、われ先にの精神に圧倒されたし、小龍包の有名なお店に並んでいると、横入りされて唖然としたりも。また空港からのタクシー運転手はタバコをずっと吸っていて気持ち悪くなってしまった。ソウルではタクシーの運転手が短気な人が多くてヒヤヒヤしたり。)でも香港ではそんなことがなかった。(たまたまかな?)たまたまでもいいのだ。それがわたしの香港が好きな理由のひとつであることには違いないのだから。

しばらく行っていない間にどんどん変化しているのだろうか。香港。

そんなことを確かめるためにも、また行きたい。

(今日はここまで)

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