« 101年目のロバート・キャパ 展 | トップページ | チョコレートドーナツ(Any day now) »

2014/05/18

ブルー・ジャスミン (Blue Jasmine)

ウディ・アレンの新作「ブルー・ジャスミン」を見た。

Cover

映画の舞台はニューヨークとサンフランシスコ。個人的にはウディ・アレンにはアメリカで、特にニューヨークで撮ってもらいたいと願っていたので、やっと帰ってきてくれたという感じだ。前回見た(DVDで)「ローマでアモーレ」はどうしちゃったんだろう?と思うほどつまらなかったから、今回どうなんだろう・・・と思いながら、でもケイト・ブランシェットがオスカーをはじめ数々の賞を受賞しているので期待は大きかったと思う。

そして、あのウディ・アレン独特の要素がしっかり映画の主軸にあったことで、この映画監督の健在ぶりが確認できたのであった。

わたしなりに考える独特の要素とは、神経症の主人公(パニックになると息ができなくなる)、長いセリフ、ちょっと変わり者だけど大切なことは何かを知っている脇役(ブルー・ジャスミンでは主人公の妹)、人と人との偶然の出会いによるストーリーの変化、舞台になっている都市の街角の風景、そしてWアレン好みの音楽。

ただ、いままでとちょっと違ったのは、エンディングである。

Wアレン作品はセレブが主人公でも、そうでない場合でも、主人公は人生に絶望したり落胆したりしながら(それがコメディタッチで描かれている)、最終的には"take it easy"となるはずだが、ブルー・ジャスミンは深刻さを残したまま終わる。その深刻さが見る人によっては笑いなのかもしれないが、わたしには怖さだった。主人公がどんどん壊れていき、立ち直れない。

また、これまでの作品と違うのはアメリカの格差社会をテーマにしたところだと思う。比較的インテリ層の社会を描いた作品が多かったから。

ケイト・ブランシェットの演技は迫真に迫るものだったことは間違いない。

ブルー・ジャスミン公式サイト

« 101年目のロバート・キャパ 展 | トップページ | チョコレートドーナツ(Any day now) »

twitter

  • twitter
無料ブログはココログ