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2017/11/02

パターソン

久しぶりの更新になります。

夏が過ぎてやっと秋に。これから冬にかけての季節がとても好きです。

温かい飲み物、本、映画... そんなものが日々あれば幸せです。

さて、先日、ジム・ジャームッシュ監督の映画『パターソン』を観ました。

Patason

アメリカのパターソンという町でバスの運転手をしているパターソンという青年(町と同じ名前)の一週間を描いている。彼は詩人でもある。規則正しい、そして平凡な毎日。美しく個性的な!妻と愛犬との暮らし。そして「詩」を書くこと、詩作のために思いを巡らせることが生活に潤いを与えている。日々は気の持ちようでいかようにも変化することを教えてくれる。こういう映画を観ると、物事に熱くなりすぎたり、人に対して反抗的態度を取るよりも、穏やかで誠実で素直な生き方をするほうが、「余裕」が生まれてこころ豊かに生きることができるのかなーと思ったりする。

そして、主人公のように詩をしたためたいと思うのだが、これがなかなか難しいのです。

終盤、日本からの旅人役の永瀬正敏の「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」というセリフ。確かにそうだなー。小説だってそういうところがあるかもしれないけれど、こと詩においては翻訳はナンセンスである。

ちょっと、おとぎの次元に迷い込んだかのような設定(たとえば双子の登場や愛らしいけど不思議な妻、記号化されたようなワンパターンさなど)だが、わたしは規則正しいことや画一されたことのなかにいることが居心地よかったりするところがあるので、とてもしっくりきてしまう。

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