2015/02/20

ヘルシンキのホテル(CUMURUS HAKANIEMI)

今年2015年 年明けに滞在したヘルシンキのホテル紹介です。

CUMURUS HAKANIEMI

ヘルシンキはもう何回目だろう、5回目? 6回目くらいだろうか。宿泊したことのないホテルが新鮮かなぁと思って、中心地から少しだけ離れたハカニエミという場所にあるホテルを予約した。すでにホテルの前は何度も通ったことがあったので、特に心配はしていなかった。

空港からはフィンエアーのシャトルバスでまずは中央駅まで行き、そこからトラムでハカニエミまで行こうと考えていたのだが、パリからヘルシンキへの飛行機で隣に座った女性(フィンランド人)に、中央駅からは地下鉄で行ったほうがいいとアドバイスがあり、地下鉄を使うことにした。トラムなら一番前から乗って運転手から直接チケットを買えるのでラクと言えばラクなのだ。地下鉄だと自動販売機でチケットを買うのだが、要領がわからないとまごまごしてしまうので。。でもせっかくのアドバイスを無駄にしてはいけないと、地下鉄で行くことにした。(ちょっと大袈裟ですね。たかが地下鉄で2駅ですから!)

たまに、であるが、ぼーっとしていて反対方向に乗っていたりすることがあるので、中央駅のホームで電車を待つ間、ベンチの隣に座っていたロングヘアーの男性に「ハカニエミはこっちの方向でOK?」と確認した場面を、いまこれを書いている間思い出す。

そして、到着した駅を出たところがまさに目的のホテルだった。トラム降り場も同様でしたけれども。帰国してからその女性にメールで(名刺交換もしたので)、おかげでホテルへのアクセスがスムーズだったことや、ヘルシンキでどう過ごしたかを伝えたところ(というのも、彼女はわたしがヘルシンキでどこに行くのか興味があったみたいなので)、返信が来て、彼女いわく、わたしを自宅(エスポー)に招待しようと思っていたとのことだった。しかし、ご主人が熱を出してしまい断念したと。お二人はインド旅行から帰国したところだった。(きっと疲れが出たのですね)

前置きが非常に長くなりました。

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↑ホテル外観

キオスクとマクドナルドが同じ建物1Fに。(マックは違ったかな?)

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↑すぐ前にメトロ駅とトラム停留所がありました。

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とにかく清潔で広く、居心地がよかったです。

ヘルシンキはずっと雨模様だったので、このまま部屋で過ごしてもよいかと思ってしまったほど。

それから、フロントが大変親切。現地に着いてからアイスホッケーのナショナルリーグの試合チケットが取れたので、ヘルシンキ市内のアイスホールというところに行くのに、フロントに行き方を尋ねたところ、地図を広げて詳細を教えてくれた。すごく助かったのは、そこに向かうトラムがもしかしたらひと停留所前で止まるかもしれないので、その場合はすぐに降りてそこで待っている別のトラムに乗り換える必要があることを教えてくれたこと。そんなちょっとしたことでも知っているのと知らないのとでは違うものだから。

翌日、その女性に、おかげでアイスホールにスムーズに行けたとお礼を言っておいた。

ちなみに宿泊費は1泊1万円ほど。朝食込み。(朝食はかなり充実しています)

また、目の前の広場には屋内マーケットがあり便利。

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↑部屋のなかの案内表示もわかりやすくシンプル。

最後に。
サウナが、しかもなかなか良いサウナがありました。
フィンランドに行ったらサウナに入らないとですね。


2015/01/21

ヘルシンキ大学図書館

2015年元旦から2泊でヘルシンキに滞在。

今回一番行ってみたかった場所、ヘルシンキ大学図書館を紹介します。
この図書館は、いろんな方のホームページでも紹介されているようですので、ここで改めて紹介するまでもないのですが、記録として。

宿泊先のあるHakaniemiから中心部に向かってトラムで行くと、Kaisaniemiという地下鉄の駅が見えてきて、そのすぐ前に、事前にネットで調べたときに見た特徴のあるエントランスが見えたので下車。迷うことなく行くことができた。


(館内は図書館の許可を得て撮影しました)

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↑シックなデザインのエントランスで、中の色調からすると意外だったけれど、外観は周囲の建物に馴染んでいる。

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↑建物内に入るとすぐにカフェがあり、文房具や大学オリジナルグッズの販売も兼ねていた。

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↑(このカフェでは軽いランチもとれます。わたしはサーモンのスープとパンとコーヒーでランチにしました)



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↑ホールはこのように楕円形の吹き抜けになっている。写真に入りきらないのが残念。

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↑各階の吹き抜けの部分はこのように学習スペースになっているところがユニーク。

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↑本を積み上げてつくったツリーが飾ってあった。

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↑階段はくるくるとループ状になっていて、こちらも思わず写真を撮りたくなるデザイン。

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↑階段を横から見るとこのようになっている。各階の天井は低く抑えてあるのがわかる。(1フロアがこの高さなら、階段を登るのが苦にならないですね)

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↑色調は白で統一されている。白ってちょっと平凡かなとも思ったけれど、清潔感があって照明が強くなくても明るさが出るので、文字を追うような場所では適しているのかなと思った。

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↑雑誌の閲覧スペース。全体的に棚は低くなっていて、変化を持たせている。


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↑最初これは何かな?と思ってみていると(想像はついたけれど)、利用者がやってきてここから本を返却していた。本を小窓にかざすとセンサーが本の情報を読み取って「ピッ」と音がしていた。子どもや車椅子の利用者への配慮だろうか、モニターの高さを変えて2つあるのがよかった。(この図書館は市民の公共図書館の機能も果たしています)

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↑ソファも温かみがあって目を引くデザイン。

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↑フロアには水を飲める(もしかしたら手を洗うためのもの?)コーナーもある。これも白!

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↑トイレの入り口も白!(フロアから続きで直接トイレの個室になっています)



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↑ゴミ箱(素敵なデザインですね)

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↑フィンランドらしく木製の椅子とテーブルが置かれたラウンジもあった。窓の外にはヘルシンキ大聖堂を、一般の観光客があまり目にしない角度から臨むことができる。



図書館は大学の校舎とも直結していて、当然のことながら大学内は一般の人が出入りできないところはセキュリティがかかっている。

ヘルシンキ大学図書館ホームページ

2014/04/20

ロヴァニエミとヘルシンキのホテル

年末年始にフィンランドに行った際に宿泊した2つのホテルについて書こうと思う。

まず、ロヴァニエミのスカイホテル・オウナスヴァーラ(Lapland Hotel Sky Ounasvaara)について。サンタクロースで有名なロヴァニエミとあり、冬も観光客が多いようで、確か9月か10月ごろ予約をしようとしたところ、主要なホテルはすでに満室で、唯一空いていたのがこのオウナスヴァーラだった。料金は一泊シングルで230ユーロで普段であれば自分にはあり得ない金額だったが、ここしか空いていないのでは仕方がないと予約した。

他のホテルが町の中心部にかたまっているのに対し、このホテルは一軒だけぽつんとオウナスヴァーラという丘の上にある。中心部までは歩いて行けないではないが、雪道なので、しかも大きな川を渡らなければならず、基本的にはタクシーかバスでのアクセスとなる。

さて、ヘルシンキからの乗り継ぎ便がロヴァニエミ空港に到着したのは22時ごろで、そこから乗り合いバンに乗ってホテルへ向かった。バンはホテルを一軒一軒回って乗客を降ろしていくシステムだった。ただし、スカイホテルだけは途中で待っている別のバンに乗り換える必要があった。そのことを説明してくれなかったので、途中で「スカイホテル」と運転手が言ったとき、「??」となってしまう。スカイホテルは橋を渡って丘の上に行くのに、こんな場所ではないと伝えたものの無視され、バンは次のホテルに向かって走り出してしまう。そこで、ホテルの名前と住所を書いたメモを見せると、「チェッ」という表情をされて、何やら携帯で誰かに連絡をとり、先ほどの場所へ戻った。そこでようやく乗換えなければならないことを知ったのだった。

当初、到着時間がとても遅いので、タクシーでホテルに行く計画だった。しかし、空港を出るとそこにタクシーは一台もなく、どうやら乗り合いのバンで行くしかないことが判明した。(たまたまタクシーが出払っていただけかもしれないけれど)ちゃんと調べておくべきだったなぁと反省。

ヘルシンキで乗り継ぎのための待ち時間がとても長かった上に、ようやく着いたロヴァニエミで出鼻をくじかれ、やや疲労気味でホテルにチェックイン。

(前置きが非常に長くなりました)

230ユーロということで、どんな部屋なのだろうと期待は大きかったと思う。

しかし・・・

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これがそのシングルルームであった。。

たぶんシングルだからこんなのだと思う。

ホテルに宿泊した人のレヴューなどを見ると「満足」の声が多かったから、きっとツインやダブルは良いのだろう。

シングルはなんだか隙間に無理やり作った部屋のようにも思えた。それにシャワールームはがっかりなレベル。

ただひとつだけ良かったのは窓がすごく大きかったことだ。これまで泊ったどのホテルよりも大きく、だから眠るときはもしかしたらオーロラが見られるのではないかと思い、カーテンを全開にしておいたりした。(実際は雪が降りしきり、オーロラはどこへやら・・だったけれど)

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ソファーがあればよかったなぁ。

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↑ホテルの玄関外。

タバコを吸いたい人はこのあたりでプカプカとやっていた。

このホテルでは、良いことがひとつ、悪いことがひとつ。

まず、良いこと。

夜、ロビーのカフェでコーヒーを注文したら、「いま新しくコーヒーを入れますからね」と言われてしばし席について絵葉書を書きながら待っていたのだが、待てど暮らせどコーヒーはやってこなく、きっと忘れているんだろうなと、一応尋ねてみるとやはりそうだった。なぜこれが良かったことかというと、お詫びにとチョコレートを付けてくれたこと。(気持ちがうれしかったわけです)

そして、悪かったこと。

チェックアウトの朝、絵葉書を出そうとフロントに依頼したところ、「この葉書はちゃんと購入したものですか?」と質問された。ロビーの土産物コーナーで販売されている絵葉書をわたしが自由に使ってよいと勘違いしていないか聞いてきたようだった。もちろん、前日に購入したものだったので、昨日ここで支払いましたと伝えたけれど、なんだかその聞き方が納得できなくて。そして、切手代を支払い投函をお願いしたわけだが、なんとその葉書が友人たちに届いたのは3週間もしてからだった。普通なら5日くらいで届いてもよいところなのに。恐らくあの葉書はフロントのデスクの書類に埋もれていたのだと思う。いままでいろんなホテルに投函を頼んだけれど、こんなこと初めてだった。

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↑ホテルのすぐ横にはゲレンデがあった。

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そして、ヘルシンキのセウラフオネ(Hotel Seurahuone Helsinki)。

こちらは1914年創業の歴史あるホテルで、場所はヘルシンキ中央駅が目の前という便利なところ。(空港からのバスが中央駅まで来るので、バスを降りてすぐホテルというのが本当にラクだった)初めて訪れた2002年にも宿泊したことがあり、古いけれどエレガントで気に入っていた。ネットなど見ると改装されてきれいになったとあるのでさらに期待していた。

料金は確か1泊120ユーロくらいだったと思う。ちょっと予算オーバーだが、時期的に仕方がなくここに決めた。

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↑外観

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前回泊った部屋より狭かった。

ベッドも。

窓は改装しても変わらず二重窓だった。

清潔だったのと、インテリアがアンティーク調だったので落ち着いて過ごせたと思う。

(ちなみにバス・トイレもすごく狭いです)

きっと宿泊客はそう多くないと思い(実際、朝食をとるレストランでそれを実感)、チェックインのとき、同じ料金で大きい部屋に変えてもらえないか交渉しようと思ったけれど、止めておいた次第。

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↑部屋の窓からの風景。

すぐ下をトラムが走っていて、ゴーゴー音を放っていた。朝方などその音を聞いていると「あぁ、外国に来ているんだなぁ・・」と思ったりして、これがまた良いのだ。ぜんぜんうるさいとは感じない。

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↑エレベーターもクラシカル

各階に着いたらドアを自分で開けるタイプ。

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↑部屋の窓から

右の大きな建物が中央駅で、ここにいくつかカフェがあるので、コーヒーを買いにすぐに行けるのがよかった。

ホテルの窓から外を見ているのはたのしい。

特に夜更けや早朝、市民が仕事から帰るところや、早出勤する様子などをぼんやり眺めながら、足早に歩いてゆく人々の人生などを想像したりして。

2014/03/08

ショーウインドウ(ヘルシンキ&ロヴァニエミ)

旅先での楽しみのひとつにウインドウ・ショッピングがある。

車社会で毎日を過ごしているため、ゆっくり歩きながらショーウインドウを眺めるのはとても楽しく、つい写真まで撮ってしまう。(もちろん店内では撮影などしませんけれど)

ただ、今回のフィンランドは年末年始ということもあり、お店はすっかり閉じられていた。でも暗闇に浮かぶウインドウはかえって幻想的で、そこだけスポットライトが当たっているようにも思える。

まずはヘルシンキから。

*写真はクリックすると少し拡大されます(PCでご覧いただいた場合)

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↑まずはaarikka(アーリッカ)

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↑marimekko(マリメッコ)

ここではヘルシンキを発つ日に訪れて、布のバッグを購入。

いつも日本人で非常ににぎわっている。わたしもご多分に漏れずマリメッコ好き。

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↑このように同系色をディスプレイしているお店にはセンスを感じる。

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↑メガネ屋さん?

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↑KALEVALA(ジュエリーのお店)

以前、旅の記念にと2点購入したことがある。

古代フィンランドの文様や叙事詩カレヴァラからインスピレーションを得たデザインがとてもフィンランド的。以前のお店の場所から程近いエスプラナーディ通りに移転していた。目抜き通りに移ったとはすごい。

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↑Finlayson(フィンレイソン)

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↑アモス・アンダーソン美術館の向かいにあったキッチン用品のお店。

窓枠をモミの葉で囲んでいるところが面白い。

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↑インテリアのお店?

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↑artek(アルテック)

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↑帽子店?

(とても趣きありました。小説にでも出てきそうな雰囲気)

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ここからはロヴァニエミです。

(あまり写真はありませんが)

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↑花屋

全体的に白でデコレーションしてあって、冬によく合う。

丸い形をしているのは、紙のシート?

工夫の跡が見られるなぁ。

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↑楽器店

恐らく小さなロヴァニエミの街で唯一の楽器店ではないだろうか。

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↑楽器店には派手なピンクのマーシャルアンプが存在感をかもしだしていた。

(ちょっとシュールですね)

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↑靴屋

ローファーの靴に雪道を歩くための装着型の滑り止めが!

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↑番外編

寒そうに営業していた土産店

この状況では、吊るされているアンダーウエアが暖かそうに見えない。。

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↑番外編

ロヴァニエミのマクドナルド

よくネット上でも目にする、みんなが撮影するマック。

なぜならば世界で最北にあるマクドナルドだからだとか。

わざわざ見に行ったわけではなく、たまたま通りかかる。

お店には入らなかったけれど。(入っておけばよかったかなぁ)

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↑番外編

このようにストックを手に歩いている人をよく見かける。

(写真撮らせていただこうと思ってシャッターを切ったタイミングで、こちらを向かれたので、やや気まずくなった・・)

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↑ヘルシンキでも。

公園を散歩している人などにも、このノルディック・ウォーキングをしている人をよく見かけ、わたしも専用ストックがほしいと思っている。

年配者だけかと思っていたら、若い人も見かけた。

一度、スキーのストックで試してみたのだが、ちょっと重いし、地面を突くところにゴムがついてないので、カチカチとうるさく、すぐにやめてしまった。

(日本でもはやるといいのにと思っていたら、つい1週間ほど前に地元でこれをやっている人を見かけました。それに日本でも専用ストックは購入できるようです。)

ショッピングストリートは、さすがに夏ほどの活気はなかったけれど、それはそれなりに嫌いではない。

2014/02/09

Arktikum(アルクティクム)

アルクティクムはフィンランド、ロヴァニエミにある主に北極圏、ラップランド地方をテーマにした自然史博物館。深夜にこの町に到着して一夜明け、ホテルでタクシーを呼んでもらってまずアルクティクムに向かった。

オフィシャルサイト

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エントランス。

開館10時に合わせてホテルを出たつもりだったが、すぐにはタクシーが来なくて10時半くらいに到着。

上の写真、エントランスの右はアートの展示スペースになっていて、左側はカフェになっている。

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建物に入ると、北に向かって細長い構造になっている。

この細長い通路の両脇に展示スペースがある。展示スペースは地中に入っているようなので、ガラス張りの通路がニョキッと伸びているという外観だ。

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↑こんな外観(この写真のみwikipediaより)

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先端はこのようになっていて、外側はオウナス川沿いの散歩道になっている。

展示スペースでは、写真撮影可の部屋と不可の部屋があって、あまり撮れなかったのだが、いくつか紹介したいと思う。

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これはオーロラの映像を寝ころんで鑑賞できるコーナーで撮影したもの。あまり広くないスペースで、20人くらいしか寝られなかったように思う。子ども向けの展示室に設置されていて、親子連れが多かった。

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ホッキョクグマのはく製

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窓の外にホッキョクグマが見えるが、これは映像で(動画)、こちら側は人家の設定。こんなふうに家の外に突如としてクマが現れたら・・・ を疑似体験できる展示。

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北極地方の動物を紹介するコーナーでは、このように動物の説明を記したキューブをくるくると回せるようになっている。

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また、小動物のはく製(だと思う)が、小さな子どもの目線に合わせた高さに、このように展示されていた。

実は一番感動したのは、撮影は禁じられていた「ラップランドの自然や生活、歴史、文化などを紹介している部屋で、特にエルク(ヨーロッパではエルク、北アメリカではムースとよばれている)のはく製には感動せずにはいられなかった。

何が感動かというと、その大きさだった。

エルクってもっと小さいのかと思っていたものだから。

調べてみると、体長240-310cm、肩高140-230cm、体重200-825kgとある。

初めてフィンランドに行ったときに、ヘルシンキのアクセサリーショップで旅の記念にシルバーのリングを買って、以来ずっと指にはめている。そのリングのモチーフがエルクだと購入するときにお店の人が教えてくれた。そのときから、なんとなくエルクが特別な動物になっているような感じがしていた。それでなのか、巨大なはく製を前に息をのんでしまう。本物のエルクを見られたら一番だけど。

2時間ほどかけてじっくり鑑賞してから、館内にあるカフェでランチをとり、そのあとは徒歩でロヴァニエミのメインストリートを抜けてラップランド州図書館に向かうことになる。

2014/02/01

ARABIA FACTORY

ヘルシンキ5度目にして初めて行ったアラビア・ファクトリー。

ここにはフィンランドを代表する陶磁器メーカー「アラビア」の工場に付設されているアウトレットショップがある。アラビアの商品は街の中心地や空港でも購入できるが、ここではB級品が安価で求められるので、観光客に人気のようだ。B級品といっても、わたしのような素人には見分けがつかないレベル。

アラビアというメーカー名は、創業当時の工場があった通り名に由来しているとか。

*写真はクリックすると少し拡大されます(PCでご覧いただいた場合)

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ファクトリーには、トラム6番か8番で行くことができる。

わたしは街の中心地から乗ったので6番を利用。初めて行くエリアだったので、やや緊張したけれど、さほど遠くもなく、こんなにラクにアクセスできるのになぜいままで行かなかったのかと思った。旅の目的に「買い物」がメインではないからかな。

終点のひとつ手前のArabiankatuで下りると建物に縦に記されたあの「ARABIA」の文字が見えるので迷うことはなかった。

余談だが、トラムに乗っているとき、途中で一人の老人(男性)が乗ってきたので席を譲ろうとしたら、「すぐ降りるから大丈夫」と言われた。(フィンランド語だったのだが、身振りでそう言っていることはわかった)そしてその人はわたしに「アラビア?」と聞いてきたのでうなずくと、ニコッとしていた(と思う)。次の停留所でその老人は下車して、杖をつきながらゆっくり歩いて行った。

きっと多くの日本人観光客がこの路線に乗るのだろうなぁ・・・と思った。

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最初、「ARABIA」と書かれた古い建物(煙突のある建物)にショップがあるのかと思って、1Fの入り口を入るとそこは何やらスーパーかコンビニのような店で、びっくりして外に出ると建物脇の通路に入って行く人波があって、きっとそこが入口なんだと気づく。古い四角い建物のとなりに近代的な建物がぴたっとくっついていて、図書館やほかのショップなどが入った複合施設だと行ってから知った。

上の写真はその内部の様子。わかりにくいと思うが、正面に古い建物(煙突のある建物)がくっついている。

ヘルシンキではこのような古さと新しさが一体化されていたり、隣り合わせていたりするケースをしばしば見かける。「融け合っている」のとは違うように思うのだが、違和感を感じないのは自分なりに考えると、ヘルシンキの古い建物ってどこか「冷たい」または「硬質な」感じを湛えていることによるのかもしれない。それらはガラス張りの新しさと並べても違和感がない。

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施設の中にある図書館。

中での撮影は迷惑になるかと思い、外の階段から撮影した。

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1Fのカフェ。

この奥がアウトレットショップ。アラビアとグループを同じくするイッタラ(iittala)の商品も格安で購入できる。それにロイヤルコペンハーゲンなどの商品もあった。

となりにはフィンレイソン(Finlayson)のアウトレットも。

あれこれ悩んだ結果、自宅用にイッタラの白い食器(Teema)と、お土産にムーミンマグを2つほど購入。フィンレイソンでもお土産を購入した。食器ってスーツケースで持ち帰る際に割れないか心配なのだが、そこはさすがに外国人観光客相手にしているショップだけあり、割れないようにしっかり梱包してくれた。

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ティーマ(Teema)シリーズは、シンプルで実用的、しかも丈夫。

21cmのサイズにしてみた。

店内はやはり日本人が多かったように思う。それから中国人、韓国人も。みなさんステンレス製のカゴを片手にあれこれ吟味していた。

旅先で食器類を買うのもいいものだと最近思う。その食器を使う度にそのときのことが思い出されるから。

たとえば、これ↓

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いつだったか、だいぶ前のこと。ニューヨークのロックフェラーセンター地下の雑貨屋のようなところで見つけたイッタラの食器。1枚だけしか残っておらず、でもセールでとても安かったので買った。確か十数ドル。(これって普通に買うとすごく高いのです) 店員からも「いい買い物しましたね」とか言われた記憶がある。

それにこれ↓

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これもイッタラ(Teema)。

これはベルリンのウンターデンリンデンに面したイッタラ専門店で見つけた。そこに専門店があることも知らず、たまたま通りかかったのだった。(そういう偶然の発見もよいものです)このときお店の入口に「外出しますがすぐ戻ります」というメモが貼ってあって、外で待つと確かに数分で店員さんが戻ってきたことも思い出される。

人気のない色なのか半額くらいだったと思う。3個ほど買ってきて普段使いにしている。おそらくセールになっていなかったら買わなかったであろうマグ。毎日、使わない日はない。

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買い物(といっても少しばかりだけど)を済ませ、外に出るともう真っ暗で淋しい雰囲気になっていた。(この建物のライトアップがまた良いですね)

2014/01/23

TALVISIRKUS KOSMOS

ヘルシンキ滞在中にコンサートやダンスパフォーマンスかなにかを見に行きたいと思って、現地のオフィスに調べていただいたところ、滞在する期間ではそういった催しがないことがわかり、オフィスの方の提案でサーカスショーに行くことにした。

チケットはホテルのフロントに預けておいてくださり、フロントから受け取った封筒を開けると、チケットのほかに会場までのアクセス方法(地図)も入っていて、とても助かった。地下鉄の駅を出てから徒歩で向かう会場までが不安だったので、本当に助かった。

旅先では現地のライブなどに足を運ぶことが好きだ。その国の人々のなかに居ることで、その国に居る実感がわく。小さな教会でのコンサートでもいいし、バーのジャズライブなどでも。

今回はサーカスショー。

何の予備知識もなく、とにかくヘルシンキに着いた日の夕方に向かった。

まずは、ヘルシンキ中央駅から地下鉄に乗った。市内は地上のトラムの路線が充実していて、地下鉄は郊外に移動するために敷設されている単純な路線だけなのでとてもシンプル。

*写真はクリックすると少し拡大されます(PCでご覧いただいた場合)

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中央駅の地下へ続くホール

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オレンジ色の車体

車内は元旦のせいかとても空いていた。

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2駅目のRuoholahti(ルオホラティ駅)で下車して地上に出るとこのような街並みであった。

このあたりは郊外へ出る一歩手前の場所で、市の中心部と比べるとやや殺伐とした雰囲気があった。(人があまり歩いていないせいだろうか・・)

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そして、ここが会場のケーブルファクトリー。(ガイドブックには元ノキア工場ともある)

元ケーブル工場の建物を利用した文化施設というだけあって、外観はまさに工場!

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入り口にはサーカスショーの看板がかかっていた。

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入り口を入ると地下に通じる階段があり、下りて行くとこのような空間になっている。

地下鉄を降りて会場まで歩いてくる間、会場に向かう人はほんの数名だったのに、みなさんどこからやってきたのか、ロビーはかなりの人で賑わっていた。奥には飲み物やシナモンロールを売るコーナーもあった。

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開演前に自分の席から1枚だけ撮った写真

舞台を底にして、3方向に客席がせり上がっていた。ざっと数えて収容人数は300人ほどだったと思う。椅子は折りたたみパイプ椅子。

(音が出ます)

帰国してからYouTubeで検索したらメイキング動画があった。ショーの雰囲気はこの動画が語ってくれているので、ここでは詳しいことは書かないけれど、子ども向けかと思っていたら、大人でもけっこう楽しめるほどパフォーマンスのクオリティは高かった。ジャグリング、フラフープ、紐を使った空中パフォーマンスなど体をはったものばかりで、なおかつストーリー性をもたせている。セリフはあまり多くはないがフィンランド語。でも、内容はなんとなく想像できた。

開演から1時間ほどで一旦幕が下り、15分程度の休憩時間があり、ロビーまで行ってみると満席で多くの人がなんとシナモンロールを食べていた!

早めに席に戻ると、ピエロのような役回りの「博士」(白衣を着ていた)が、客席の子どもたちに劇中で使用した大量の黒いビニールテープをちぎって配っていた。子どもたちはみんな素直に受け取っていたのが印象的。そして、わたしの前を通り過ぎるときなぜかわたしもテープを手渡された。東洋人が珍しかったのだろうか?旅行者へのサービスかな?うれしいような気恥しいような・・・(いまそのテープは日本に来ています)

幕間のあとは30分ほどで第2部は終了。

観客の様子を見ていると、棒のくるくるキャンディーを食べながら見ている子が多かった。なんだかそれもお楽しみのひとつであるかのように。

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会場を出ると当然のことながら真っ暗。だいたい18時すぎだったと思う。

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地下鉄駅まで向かう途中にこのような煙突の風景があった。

(なんだかシュールですね)

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地下鉄(メトロ)のマーク

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駅の入り口(写真が曲がっていますが・・)

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書き忘れていたが、地下鉄はかなり深いところにある。

エスカレーターはとても長い。

ヘルシンキの地下鉄は特に改札もなく、駅員が切符をチェックすることもなく乗車できる。切符の販売機はあって、もちろんちゃんと購入しなければならない。わたしはヘルシンキカードを購入してあったので、有効時間内は地下鉄もOK。わずらわしさがなくてよかった。車内では切符を持っているか確認する人が回ってくることもなかった。

このサーカスショーが、フィンランドでどのような位置づけなのかはわからないけれど、貴重なものを見ることができたと思う。役者の数は10人~12人ほどだっただろうか。一人がいろんな役をこなしていたのも見どころだった。

このショーを紹介してくださった現地オフィスには感謝です。

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フィンランドで見に行った過去の催し

テンペリアウキオ教会でのクラシックコンサート

アテネウム美術館でのロープパフォーマンス

セント・ジョンズ教会でのオルガンリサイタル

スオメンリンナ島の教会でのジャズコンサート

ヘルシンキ大聖堂の地下聖堂でのクラシックコンサート

2014/01/16

ラップランド州図書館

ロヴァニエミにはたった2泊で出歩けるのはわずか一日というなかで、行けるところ、できることは限られていた。そのような状況で、このラップランド州図書館だけは外せないと最初から考えていた。アアルト設計のとても有名な建造物(内装もアアルトが手がけている)でしかも図書館となれば行かない理由が見当たらない。ラップランドの州都ロヴァニエミは、街自体はとても小さいので一日もあれば十分だと思うが、もし犬ぞりやスノーモービルなどのアクティビティも体験したいとなると、二日は要するのかなと思う。

図書館を訪ねた日は12月31日。普通に開館していて、市民も普通に来館していた。日本のような大晦日ではないようだ。大晦日を図書館で過ごせるなんて、うらやましい。

(図書館内の写真は許可を得て撮影しました)

*写真はクリックすると少し拡大されます(PCでご覧いただいた場合)。

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玄関を入り右に行くと図書館の空間で、特徴としては上の写真のとおり少し落ち込んだフロアがあるということだ。この穴のような空間によって、フロア全体に広がりが感じられる。この落ち込んだ部分を囲むように書棚が巡らされていて、限られた空間にできるだけたくさんの図書を配架できるように工夫されている。もし、落ち込み部分を作らずに、1フロアに書棚を縦列させたなら、同じ数の本を納めることはできると思うが、狭く圧迫感が出てしまう。

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外はこのように凍ったような気候。これで時間は確か14時ごろだったと思う。この寒空に自転車で図書館まで来る人がいること、たくましい!

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この写真左側はカウンター。上部に目をやると、ひさしのようなものに覆われているところにメリハリを感じる。

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撮影するときには姿がなかったのだが、この椅子に座って女性が編み物をしていたのが、やけに印象に残っている。図書館で編み物!自由度が高い。

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ここは歴史関連の書籍が配架されている空間。大晦日だというのに、ノートPCを持ちこんで仕事か研究かはわからないが、作業をしている人がいた。

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天井には明かりとりのガラス窓がいくつもある。

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図書館の外観。

見た目はパッとしないのだが、シンプルである。上部にはやはり明かりとり用の窓がある。外観に資金を投じて凝った印象にするよりも、中身を充実させたアアルトの考え方は、いつの時代にもマッチして飽きのこないものになっていると思う。

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雑誌の部屋。

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ライティングも素敵すぎる。

この温かみのある柔らかい灯かりは、厳寒の街によく似合っていた。

写真は撮らなかったのだが、地下にはCDやDVDの貸出しルームもある。(ここも大変オシャレでした)

★ さて、このアアルト設計による図書館は何年に完成したでしょうか?



答え・・・1965年完成 (図書館自体は1860年創設)

   (2~3年前に新築されたと言われればそう見えてしまうほどモダンですね)

2014/01/11

オリンピック競技場

年末年始の旅行のことを思い出しながら少しずつ書いていこうと思っているが、時系列にではなく、思いつくままに。

そして今日はヘルシンキのオリンピック競技場について書こうと思う。

ヘルシンキを訪ねたのは今回で5回目となる。過去4回はすべて夏(8月~9月)に訪れていて、冬に行ったのは初めてだったので、日照時間の短い北欧の冬というものがどんな感じなのかを体験する、というのもちょっと楽しみにしていた。

さて、オリンピック競技場について。

なぜここにわざわざ行ったかというと、付設のタワーからヘルシンキの街が一望できるから、というのがその理由だった。でも、いざ訪れてみて街の眺めよりも競技場そのものにちょっとした感動を覚えたのだった。ガイドブックにもしっかり載っている場所にもかかわらず、訪れたのは初めて。

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トラムで競技場に向かい、一番近い停留所で降りて歩くこと10分ほどだろうか。上の写真のような建物が隣接している。(ちょっといい雰囲気の建物です。こういう雰囲気、とても好き)

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そしてこれが、オリンピック競技場。

ともすると、そこらへんにある地域の陸上競技場くらいの規模で、若干がっかりしながらタワーへと進んでみた。

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タワーは72mで、この細長い棒のような塔のなかにはエレベーターが設置されている。建物内に入ると、観光客は数名しかおらず、受付には年配の男性がぴょこんと座っていた。ヘルシンキカードを提示すると、5ユーロのところが3ユーロになった。

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余談

ヘルシンキカードを買おうかどうか迷ったのだが、というのも2日間(48時間)有効のもので51ユーロもするから。でも、トラムや地下鉄が乗り放題ということ、それに美術館にも無料で入館できる。どんなにがんばって使い倒してもトントンか、若干損するかとは思ったが、トラムに乗るときにいちいち支払いをする煩わしさがないし、宿泊先のホテルに聞いたら、レセプションで購入できるということだったので、今回は購入してみた。

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そして、いざタワーの展望台へ。

最近高いところが苦手になってきたのだが、見たところ驚くほど高いタワーではないし、たとえばニューヨークのエンパイアステイトビルやロックフェラーセンタービルの展望台に比べたら、たいしたことないだろうと甘くみていた。

でも、実際に展望台に立ち、遠くにやった目を真下に移したとたん、あの何とも言えない感覚が体を襲ってきて、足がちょっとだけ(いや、かなり)震えてしまった。

なぜあれほどまでに怖かったのだろうと、あとになって冷静に考えてみると、あの中途半端な高さと、塔の細さのせいだと思う。真下は一直線にストーンとなっていて、突き出た部分もないと本当に怖い。

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ヘルシンキには高層ビルがないので、360度このような景色。一国の首都とは思えないほど小さな都市なんだと改めて認識した。天気がよければもっと素敵な写真になっただろうが、ご覧のようなどんよりした天気で、ちょっと残念。この写真の奥に水辺が見えるが、そういえば初めてこの地に来たときに、街の中心部からあの辺りまで歩いて行ったなぁ・・などどしみじみ思い出していた。実際に歩いて行ったことで、なんとなくの距離感というものが残っていて、タクシーやトラムで移動するとラクだけれど、歩くことで景色や方向、距離は自分の中にしっかり刻まれる。

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タワーから恐る恐る競技場を見下ろすと、こんな具合だ。ガクガク震えちゃって持ってるカメラを落としでもしたらどうしようかと慎重にシャッターを切ったけれど、こんなに曲がっている。

この競技場の何がよかったかというと、その「古さ」だった。

1952年ヘルシンキオリンピックが開催された場所。この開催に合わせてつくられたものとばかり思っていたら、なんと、さかのぼること12年、1940年には存在していたという。(恥ずかしながら、このことは後で知った)戦争がなければヘルシンキオリンピックは1940年に開催されていたはずだったそうである。現在の競技場の姿は、90年代に改築され近代化されたものだとのこと。

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展望台から下りてきて、建物内部を散策してみた。

上の写真の廊下を進むと、更衣室やサウナルーム、柔道場やダンススタジオなどがある。このちょっと硬質な雰囲気が個人的にはとても好き。いくつも青いドアがあって、カギがかかっているものもあれば、開いているものもあり、開いている部屋はきっと見てもいいのだろうと、覗いてみたりした。

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ここは柔道場。暗いので電気を付けたかったが、スイッチが見つけられず。

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ここは室内の調整エリアかな。窓外がすぐ競技場。

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掲示板も古めかしい。

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観覧席に出てみた。

人っ子一人いない!貸切状態。

自分でも意外だったのだが、観覧席に出たときに思いがけない感動があって、しばしそこにとどまっていたほど。恐らくそれは、フィンランドという国のメインスタジアムだということと、そこに自分ひとりしか立っていないということによるものではないか。

収容人数はオリンピック開催当時は7万人、現在は約4万人とのこと。

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観覧席が木のベンチというのが印象に残る。

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出口のひとつ。二重の扉になっていた。冬の寒さを防ぐため?

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最後に、ここがロビーの受付。

(カウンター右にちょこんと丸いものが見えますが、これは係りの男性の頭です。無愛想だけど親切。余計な話は一切しない人だったけれど、たとえば学生らしきグループが来たときに、学生証を持っていれば安くなることなど、きちんと説明していました。それに、展望台から下りてきて、塔の高さを尋ねてみたらゆっくり丁寧に教えてくれました。)

ロビーには、ガラスショーケースのような中に、ヘルシンキオリンピックで使用されたメダルの見本などが展示されている程度だったけれど、この質素さがヘルシンキらしくていいじゃないかと思ったりした。カフェは残念ながらクローズされていた。

ヘルシンキを訪れる際は、まず一番初めにオリンピックタワーに上って、街のサイズを確認するとよいのではないかと思います。

2012/12/16

ヘルシンキで雨に降られて

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今年の夏にヘルシンキに行ったときのある場面について。

一人旅だけれど、一度くらいは夕食を評判のレストランでとろうと、ガイドブックで選んだレストランへ向かった。ホテルからそう遠くないので、徒歩で向かった。でも、地図を見ながらいくつかの角を曲がっていく途中から冷たい雨が降り出してきて、ホテルに傘を置いてきてしまったわたしは、バッグに入れておいた夏用のストールを被って急いだ。

ほとんど迷わずたどり着いたそのレストランは、小さな緑地帯が窓外に見える想像よりも小さな店だった。雨に濡れて体が冷えてしまったので、温かいスープはぜったいに頼もうと思いながら入った。ところが!!!「予約を入れてありますか?」と。予約がないと入れないと言われてしまったのであった。もう、ガーンである。ヘルシンキの庶民派レストランとあったので、予約などしなくても入れると思っていたので。だいいち、予約しないと入れないようなレストランには、わたしは基本的には一人旅では入らない(入れない)。

すっかり気落ちしたところに、外は雨。傘もなし。緑地帯前のバス停で雨宿りしながら途方に暮れていた。バス停ではわたしのほかに中学生くらいの年齢の男の子がバスを待っていたのを覚えている。彼はスポーツバッグを携えていたから、クラブ活動を終えて帰宅するところかな、と思った。バスはなかなか来なかった。別に乗るわけではなかったが、バスが来たら乗ってみようかとも思った。

冷静に周囲を見ると、緑地帯を囲むようにアパートメントが立ち並んでいた。日は落ちてきて夜がやってきていたけれど、窓の明かりはまだあまりついてはいなかった。日の長い夏だったから、時間は夕食の時間だったけれど、まだ夕闇に包まれてはいなかったからだと思う。

雨は激しさを増していた。ふと見ると、バス停の右前方のアパートから、誰かがこちらを見ているのに気付いた。4階あたりのベランダから。しかもかなり長い間こちらを見ていたと思う。

なぜかわからないが、そのベランダに雨のバス停を見下ろす人がいたその場面からあとの、その夜のことは記憶にない。

ヘルシンキの小さな緑地帯。バス停。ティーンエイジャー。日本人。雨。それを見下ろす人。もし、レストランにすんなり入れたとする。その場合でもきっと印象に残る場面があっただろう。でも、8月の終わりのその夜は、期待していた夕食にありつけず、雨に降られて途方に暮れた(大げさかな)。そして、そんな事情を知らない人と居合わせた。ただそれだけのことなのに、やけに刻まれている。

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